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バットマン ビギンズ

2005-11-02 22:54:58 | 映画 ハ行
DVDで、クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン、渡辺 謙 出演の「バットマン ビギンズ」を観ました。

●ストーリー
ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)は、ゴッサム・シティの大富豪の御曹司として、何不自由無い少年時代を送っていたのだが、家族揃ってオペラを観賞した後、強盗に襲われ両親を目の前で殺されてしまう。

成人となったブルースは罪悪感と復讐心の中で苦しみながら、悪人の気持ちを知る為、自ら犯罪に手を染め、刑務所に入る。

刑務所の中で、悪人達と戦っていたブルースだが、デュガード(リーアム・ニーソン)という謎の人物と出会い、本当の悪を倒す為、ヒマラヤの奥地で心と体の鍛錬を重ねる。

数年が経ち、実力を付けたブルースは、“影の同盟”を統治するラーズ・アル・グール(渡辺 謙)に認められ忍者部隊を任される事になるのだが、最後の試練で罪人を自らの手で殺す事に疑問を覚え、ラーズ及び“影の同盟”と対立する事になるのだが……。

●感想
劇場公開中は、これまで作られてきた作品の事もあり、劇場で観る気にはなれなかったのですが、これまでの「バットマン」シリーズと違い、周りの評価が思ったよりも高かったので、早く観たいと期待していました。

思っていたよりも、ブルースの弱い部分や人間らしさが描かれており、クリスチャン・ベイルの熱演と相まって、良くまとまっていましたし、それぞれの登場人物とブルースとの関わり方が丁寧に描かれていたので、素直にストーリーに入り込め、最後まで楽しんで観る事が出来ました。

中でも、デュガードが修行中のブルースに自分の過去の不幸な出来事を打ち明けるシーンやファルコーニがバーで「怖れ」について語るシーンは、言葉でストーリーを語ることに重点を置いているこの作品らしさが良く出ていて好感が持てました。

脇を固める俳優陣にマイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマンとこの上ない名優達が次々と出て来るのも、この作品の見せ場の一つだと思います。

やっぱり、このクラスの俳優が集まると凄く豪華な作品になりますね!誰を観ても上手いですから!

ブルースを信じ最後まで惜しみない協力をするアルフレッド役のマイケル・ケインに深い人間愛を感じ、正義を貫くゴードン警部補役のゲイリー・オールドマンに親しみを感じ、さり気なくブルースをサポートするルシウス役のモーガン・フリーマンに優しさを感じ、前半と後半では役柄が全く違うデュガード役のリーアム・ニーソンに凄さを感じた作品でした。

ヒロインのレイチェルを演じたケイティ・ホームズも、キュートな顔立ちが自分好みなので、これからも頑張って欲しいと思います。

あっ!それから、日本人ハリウッド俳優の渡辺 謙さんにもちゃんとカッコイイ見せ場が用意されていて、刀でブルースと戦うシーンはシッカリと記憶に残りました。

私としては、これまでの「バットマン」シリーズに比べてアメコミ要素の少ない、大人でも見応えのある新しい「バットマン」を観れて嬉しくなった作品でした。

●採点
私のこの作品に対する評価は85点です。

ブルースがバットマンになるまでの動機が分かり易く、納得いく様に作られていたので、これまでのバットマンの印象を覆す素晴らしい出来になっていると思いました。

バットマンやブルースの格闘シーンも良かったのですが、私としては戦車型のバットモービルのデザインや性能に素晴らしさを感じ、街中を爆走するシーンは一番のお気に入りのシーンであります。

クライマックスで、そのバットモービルを運転することになり、バットモービルのとてつもない性能に、戸惑うゴードン警部補は、観ていてとても面白かったです。

だから、この作品はこれまでに無い骨太なバットマンが観たい方と幼い頃、井戸に落ちて怖い目にあった事のある方にオススメ致します。

最後にどうでもいいことなんですが、「死にまでに、なんとか美女達と一緒にホテルの水槽で泳ぎたい!」って思ってしまったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みします。