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ハリー・ポッターと炎のゴブレット

2005-11-19 21:26:49 | 映画 ハ行
映画館で、出演:ダニエル・ラドクリフ/ルパート・グリント/エマ・ワトソン/原作:J・K・ローリング/脚色:スティーブ・クローブス/監督:マイク・ニューウェル/の『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』を観ました。

●ストーリー
4年生になったハリー(ダニエル・ラドクリフ)達をはじめ、全校生徒が集まる中、ダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)が、危険ゆえに100年以上も開催が延期されていた三大魔法学校対抗試合の開催を宣言した。

驚きに声を上げる生徒達の中を、気品と美しさを持つ「ボーバトン魔法アカデミー」の女子生徒達と、力強さと荒々しさを感じさせる「ダームストラング学院」の男子生徒達が大広間へと入って来る。

三大魔法学校対抗試合とは、招待された2校とホグワーツ校との間で、「炎のゴブレット」に選ばれた、各校それぞれ1名ずつの代表選手が永久に栄誉を語り継がれる優勝カップを目指して過酷な戦いに挑むものだった。

数日後、立候補した者の中から、炎のゴブレットが選んだのは、「ボーバトン魔法アカデミー」のフラー・デラクール(クレマンス・ポエジー)、「ダームストラング学院」のビクトール・クラム(スタニスラフ・アイエネフスキー)、「ホグワーツ校」のセドリック・ディゴリー(ロバート・パティンソン)に決まった。

生徒達の歓声が上がり、全ての代表選手達が決定したにも係わらず、「炎のゴブレット」がもう一人の出場者の名前を選んだ。

その名はハリー・ポッター!

14歳で参加資格も無く、立候補もしていないハリーが何故選ばれたのか?
戸惑うダンブルドア校長だったが、『「炎のゴブレット」に選ばれた者は棄権を許されない!』という伝統に則り、ハリーを三大魔法学校対抗試合に参加させるのだったが……。

●感想
最近、メンバー会員になった映画館で先行上映が行われる事もあり、お得な会員価格1000円で本作を観賞して参りました。

『ハリー・ポッター』シリーズはファンも多く、人気のある作品なので、『「炎のゴブレット」を1日でも早く観たい!と思う人々で混雑するだろう』と予想していたのですが、定員138人のスクリーンの約1/4が埋まる位にしか観客は来てませんでした。

「土曜日なのにどうして人が少なかったんでしょうね?」
私の行った劇場は駅からも3分くらいで、シネコンでスクリーンが4つある、そこそこの規模の劇場だったんですが……。

勝手に今後の観客動員数の事を心配しながらも、予想以上に快適な状況で観れる事に喜びながら全編をジックリ楽しませてもらいました。

『ハリー・ポッター』シリーズの原作は全く読んでいないので「どうして、ダンブルドア校長が、死人の出る恐れもある、危険な三大魔法学校対抗試合の再開を急に宣言したのか?」が最後まで引っ掛かって仕方ありませんでした。

実際に、みんなが恐れていた様に「ある人」が死んでしまい、全員が悲しむに暮れてしまうので、どうしてもダンブルドア校長の奇行を嘆いてしまいました。

まぁ、そんな事を言ってると話しにならないので感想に行きますと、まず感じたのがハリー、ロン、ハーマイオニーが大きくなってますね!

それにともなって、ほのかな恋心を抱きハリーとロンが、ダンスパティーのパートナーを誘うシーンが出て来るのですが、2人は意中の相手に見事に断られてしまい、すっかりモテない君ぶりを発揮しているのが面白いです。

ハーマイオニーも、「ダームストラング学院」のビクトール・クラムに誘われるのですが、本当はロンに誘って欲しかったみたいで、今後の作品での、彼らの恋の行方にも注目したくなる内容になっています。

肝心な三大魔法学校対抗試合の初戦であるドラゴンとハリーの戦いは見応えがあって良いのですが、その他の選手がドラゴンと戦う姿が全然描かれていないので、とても残念に思えました。

私としては、ハリー以外の代表選手達が個性的な魔法を使って戦うシーンをもっと観てみたかったです。

クライマックスでついに、「闇の帝王・ヴォルデモート」が復活するのですが、大きな鍋に色々な物を入れて、まるで「三分間クッキング」を観ている様に簡単に復活してしまったのには、本当にビックリしてしまいました。

あまりにも簡単に復活したせいなのか、顔はかなりシンプルな作りになっていますが……。

今回は、復活したのが物語の後半だったので、そんなに「闇の帝王・ヴォルデモート」の活躍が見られなかったのですが、今後の作品では大いにハリーを苦しめそうな彼の邪悪な強さに、注目して観るのも面白いんじゃないでしょうか。

●採点
私のこの作品に対する評価は70点です。

2時間37分と少し長い作品なんですが、「もっと観ていたい!」と思いました。
個人的には、後1時間くらい長くなってもいいので、もっと三大魔法学校対抗試合の戦闘シーンを詳しく描いて欲しかったです。

原作がボリュームがあるだけに、監督も出来るだけ多くのエピソードを盛り込もうと苦労している様子が目に浮かぶようでした。

ストーリーのせいか映像も比較的暗いシーンが多く、これまでの作品と比べると少し地味な印象を受けましたし、ロンとハーマイオニーの活躍があまり観れなかったのも残念でした。

その分、ユニークなキャラの先生達がたくさん出て来るので、今回はこっちに注目した方がより楽しめるかも知れませんね。
そして、今回の悪の手先には、あの先生が……!

まぁ、勝手に色々な事を書きましたが、この作品がシリーズ中でターニングポイントとなる重要な要素を多く含んでいる事は、間違いないと思いますので、気になる方は是非、劇場で楽しんで頂きたいと思います。

と言うわけで、この作品は、これまでの『ハリー・ポッター』シリーズを見続けている方と、親友の有り難さを再認識したい方におすすめ致します。

最後にどうでもいいことなんですが、先行上映に訪れた観客の予想外の少なさに『「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」にもっと関心を持って下さい!』って全国の皆さんにお願いしたくなったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。