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リンベの閑居記

都市公園の鳥や昆虫の記録が主です。

ホオジロ

2011-01-12 03:55:39 | 野鳥
ホオジロ(頬白、Emberiza cioides)、全長17cm程、くちばしは短く太い円錐形、頭・過眼線・顎線は褐色で、喉・頬・眉斑が白く、頭頂部は褐色と黒の羽毛が混じり、短い冠羽がある。
体は全体的に赤褐色だが、背中には黒い縦しまがあり、翼の風切羽は褐色に縁取られた黒色である。

P森の草原でアリスイを待っている間、割と近くに何回か現れてくれた。














カシラダカ

2011-01-11 02:20:04 | 野鳥
カシラダカ(頭高、Emberiza rustica)、体長約15cm、冬羽では頭上と頬が褐色で、下面は白くて胸から脇には褐色の縦斑があり、腰は赤茶色、後頭部に短い冠羽があり、興奮すると頭頂部の羽を立たせることが和名の由来となっている。
ただし、頭頂部の羽を立たせるのはカシラダカだけでは無く、同族の鳥も興奮すると頭頂部の羽を立たせることがある。

写真は、P森にてアリスイを待つ間に草原に出て来たものと、近くの木にとまった数羽の群れ。
枝どまりのものは夕日が当たって赤っぽく写っている。














アリスイ

2011-01-10 03:04:23 | 野鳥
アリスイ(蟻吸、Jynx torquilla)の ”torquilla” は「首を捻る者」の意で、警戒のために頻繁に首を捻るような行動を行う。
動物食で、地表や朽ち木に止まって舌を伸ばし、主にアリを捕食することが和名の由来になっている。

P森の草原にて、午前中から待って出て来たのはこの1回だけとのこと
遠い上に、枯れ草とほぼ同色の地味な鳥なのであまり良い写真とはならなかった。
















ヒレンジャク

2011-01-09 08:03:26 | 野鳥
そろそろ鳥をとは思っていたが、いつもの公園は公園管理事務所のアホどもに下草を刈られるや木を切られるやで徹底的に荒らしまくられて、ほぼ壊滅状態。
地面から人の手が届かない高さまではほぼつんつるてんの見通しの良い空間が出来上がった。
枝下しもしないのに大木だけ残されても、木漏れ日も入らないので、実生の若木や下草が生え、元の生態系を取り戻すのに放っておいても最低4-5年はかかるだろう。
そのためか、数年前まではほとんど見られなかったワカケホンセイインコやオオタカ等の猛禽の目撃は増加したが、例年見られる冬鳥がほとんどいない。
カラスとヒヨドリばかりは相変わらず多いが、このまま行ったらカラスやヒヨドリ等しかいない公園になってしまうだろう。

いつもの公園では鳥を撮る気が起きないので遠征することに・・・
S湖のポイントではベニマシコが出ている様子がなかったので、連雀を狙いにY森へ。
ヤドリギのポイントには誰も居ない、此処も空振りかと思ったらテニスコート脇のネズミモチの所に来ているというので行ってみた。
鳥撮りのカメラマンが30人程集っていたので、そこで暫く待つと7羽程の緋連雀が飛んで来てネズミモチ近くの木にとまってくれた。
高い木の上なので、枝被りや枝の陰が入ってろくな写真は撮れなかった。














ホシヒメヨコバイ(無紋型)?

2010-12-10 08:03:04 | 野鳥
体長3mm程度、黄白色に暗褐色の斑模様をしたヒメヨコバイの一種。
暗褐色の紋の周囲は黄色く色付き、綺麗なヨコバイだが、暗褐色の紋は個体差があり、稀に紋がないものもいるという。

写真の個体は他に相当するものが見当たらないので、ホシヒメヨコバイの紋がないものと思われるが、定かではない。




アカヒメヘリカメムシ

2010-11-19 07:08:44 | 野鳥
体長7mm程度、体が細い毛におおわれており、体色は光沢のある赤味がかった黄褐色で、細かな黒点が見られる。
ヒメヘリカメムシ科のカメムシは識別が難しく、特にスカシヒメヘリカメムシの赤色型に良く似ているが、小楯板の後端に白斑がなく、結合板の模様が異なるので区別が付く。
北海道から九州まで広く分布し、イネ科、タデ科、キク科など、さまざまな植物に付き、 水田を加害することも多い。

公園内の草は刈られてしまったので、公園に隣接する寺のセイダカアワダチソウや駐車場近くのクズなどで見られる。
観察又は撮影する為に近付くとポロッと地面に落ちて死んだふりをする虫が多いが、飛翔能力が高いのか飛んで逃げることが多い。











アルファルファタコゾウムシ

2010-11-12 04:34:57 | 野鳥
セイタカアワダチソウの花にいた体長4-5mm程の小さなゾウムシ、アルファルファタコゾウムシのようだ。
マメ科植物が食草のゾウムシがキク科のセイタカアワダチソウの花にいるは変だが、これ一匹だけで他に見当たらなかったのでたまたま飛来したのであろうが、公園内の草が刈られてしまった事も影響しているのかも知れない。
アルファルファタコゾウムシは1982年に福岡県と沖縄本島で初めて確認されたヨーロッパからの侵入害虫で、本州を北上しながら分布域を急速に広げている。
体長4.0~6.5mm、地色は褐色?黒色で、体の表面は灰色がかった鱗片で覆われており、背面中央部は濃色紋となっているが、個体変異が大きい。
食草はアルファルファ、レンゲソウ、ウマゴヤシ、シロツメクサ、カラスノエンドウなどのマメ科牧草及び雑草である。
年1世代であり、5?6月頃に羽化した新世代成虫は、マメ科植物を摂食し、5月中旬から発生地周辺の樹皮下や建物の隙間、石の下などに移動し、集団で夏眠する。
11月頃覚醒し、マメ科植物に飛来し、翌年5月頃まで摂取・交尾・産卵を行う。







ナミテントウ

2010-11-10 04:58:15 | 野鳥
体長5-8mm程、最もよく見かける一般的なテントウムシで幼虫、成虫ともアブラムシ類を捕食する。
前胸背板は黒色で側方に白色部をもつか、白色の中央に2対の黒紋またはM字型紋をもつなどの変異がある。
上翅の斑紋変異が多いので正確な同定が困難であるが、上翅のタイプは基本的に4型ある。

ナミテントウ(2紋型) 黒色の地色の中央に1対の大きい赤紋をもつ







ナミテントウ(4紋型) 黒地で各上翅前後に2個の赤紋が並ぶ



ナミテントウ(斑型) 黒地で各翅1-2-2-1に赤紋が並ぶ



ナミテントウ(紅型) 黄~赤色の地色に2-3-3-1に黒紋が並ぶ





ナミテントウ(紅型ー変形) 黒紋の一部消失タイプ



ナミテントウ(紅型ー変形) 全黒紋消失タイプ



ナミテントウ(黒色型)と思われる。 黒色タイプもいる事は知られているが珍しいらしい


オオアメイロオナガバチの産卵

2010-11-08 08:08:33 | 野鳥
公園の一画にオナガバチの類が産卵に来る枯死しかかっているトチノキがある。
園内の草を刈られてしまったので暫く行く事が無かったが久し振りに覗いてみたらオオアメイロオナガバチが地上2m程の割に低い位置で産卵をしていた。
産卵する相手は木の中のカミキリムシやキバチの幼虫である。
触覚で木の表面を探り木の中の幼虫の位置を特定すると、尾を立てて長い産卵管を木の中に差し込み、中にいる幼虫に卵を産み付ける。
産卵管は1本に見えるが3本を束ねたもので、1本が産卵管で残り2本は両側から産卵管を挟んで支える機能を果たしているらしい。
孵化したオナガバチの幼虫は卵を産み付けられたカミキリムシやキバチの幼虫を食べて成長し、寄生している幼虫を食い尽くすと蛹となり、成虫となって出て来るのであろう。
ここには種々のオナガバチが入れ替わり立ち代わりやって来ては産卵していくので、2重寄生や3重寄生あるいはもっと多くの多重寄生もあるかも知れない。
木の中の事なので外から伺い知る事は出来ないが、最終的に成虫となるのは何なのであろうか?





アカハバビロオオキノコムシ

2010-10-28 06:01:22 | 野鳥
公園に隣接する寺の敷地内のススキの葉にとまっていた。
最初はハムシかと思ったが触角の先が丸い球桿状なのでキノコムシの類のようだ。
体長6mm程度、全体は赤っぽい橙色から赤褐色、触角と肢は黒色をしているのでアカハバビロオオキノコムシであると推察した。
カワラタケ、カイガラタケなどの多孔菌に集る虫なので、キノコでなく葉っぱにとまっているとハムシに間違えやすい。
オオキノコムシは体長35mm程度と大きいが、それ以外のオオキノコムシの類は全て体長10mmに満たない小さな虫である。