リンベの閑居記

都市公園の鳥や昆虫の記録が主です。

エゴシギゾウムシ→ジュウジチビシギゾウムシ

2011-04-30 06:39:26 | 昆虫
エゴシギゾウムシ(Curculio styracis)→ジュウジチビシギゾウムシ(Curculio pictus)
体長3mm程度、口吻が大変長く、やや赤味を帯びた黒色に白い斑紋がある。
エゴの実には例年エゴヒゲナガゾウムシが沢山付いているのを見るが、本種を見かけたことは無いので、此処での生息数は多くないと思われる。
笹の葉の上を歩いていたが、まだ時期が早いので、越冬個体が出て来たものと思われ、色も、成熟個体程黒が引き締まっておらず、全体に灰色がかっている。

***追記(6/15)***
エゴシギゾウムシではなくジュウジチビシギゾウムシと判明、訂正します。








ヤツボシハムシ 、バトルロイヤル

2011-04-28 08:05:15 | 昆虫
ヤツボシハムシ (Gonioctena nigroplagiata)
体長6mm程度、全身は橙色で上翅には4対の黒い紋があるが、上翅の斑紋は変化に富み、黒化する個体も生息する。
幼虫の食草は榎(エノキ)。
かなりの数が一斉に出て来たようで、彼方此方でみられ、少ないが斑紋変異型も見られた。







木製の杙を走り回っていたのが、一寸目を離した隙に寄り集まった。
最初は交尾かと思ったが、三つ巴でバトルロイヤルを始めた。
隙を見て、一匹が逃走、残った二匹は暫くバトルを続けていたが、組み合ったまま杙から転落、両者リングアウトで勝者無しの試合であった。











サルゾウムシの仲間?

2011-04-27 07:24:48 | 昆虫
体長2-3mm程度、 前胸背板の直後に白紋があるゾウムシがサンゴジュにいた。
形態から、サルゾウムシの仲間と思われるが定かではない。
サンゴジュのゾウムシにはサンゴジュヒメゾウムシがいるが、これとは明らかに形態が異なる。
サンゴジュサルゾウムシという種はいないようだが、種が同定できるまでの間は仮にそうしておこうかな・・・

*** 追記(11/19) ***
zou-mushiさんのコメントで不明のゾウムシはダイコンサルゾウムシと判明












カシルリオトシブミ

2011-04-21 09:45:35 | 昆虫
カシルリオトシブミ(Euops splendidus)
体長3.5mm程度、光沢の強い金、緑、藍色をした、美しい小型のオトシブミ。
イタドリ、カシ、フジなどの葉を巻いて揺籃を作る。
笹の葉の上で日光浴をしていた。
側面からの画像を撮る前に死んだ振りをしてポロッと葉から落ちて行方不明に。










ファウストハマキチョッキリ?

2011-04-21 09:18:49 | 昆虫
ファウストハマキチョッキリ(Byctiscus fausti)
体長5mm程度、背面は赤紫色で光沢があり、肢・腹面は紺色をしている美しいオトシブミの仲間。
クリ、サクラ、クヌギ、コナラなどの葉を巻き、揺籃を作る。
公園のカエデの葉にいたのでカエデを巻く種のイタヤハマキチョッキリ(Byctiscus venustus)の可能性もあるが、こちらは体長5.5-8.5mmと大きいので、大きさの違いからファウストハマキチョッキリとしたが定かではない。