リンベの閑居記

都市公園の鳥や昆虫の記録が主です。

ズアカシダカスミカメ

2011-05-31 04:03:01 | 昆虫
ズアカシダカスミカメ(Monalocoris filicis)
体長2-3mm程度、体色は黒色で光沢があり、頭部は黄褐色、脚は淡色で、腿節に暗褐色の環紋があり、触角は中間付近に暗色部がある。
ホストはシダ類。
ツツジの葉にいたので迷ったが、他に該当する種が見当たらない。
近場にシダも生えていることから本種としたが、定かではない。












オビマルツノゼミ

2011-05-30 04:34:39 | 昆虫
オビマルツノゼミ(Gargara katoi)
体長6mm程度、頭部~前胸背が丸く、前胸背側突起が小さく、後突起は腹部中央を越えて伸び、前翅内縁に接しており、上翅には太い2条の暗褐色横帯がある。
体色は♂が黒褐色系、♀は淡赤褐色系であることが多い。
ホストは主にハギやフジなどマメ科植物。
体色から♀と思われるが、何故かホストのマメ科植物ではなく、山桑の葉の上で見つけた。














コフキゾウムシ

2011-05-29 05:35:16 | 昆虫
コフキゾウムシ(Eugnathus distinctus)
体長5mm程度、体色は黒色だが、鱗片で覆われているので淡緑色に見える。
ホストはクズ、ハギなど、マメ科植物。
ハギに付いていたが、淡緑色の鱗片が保護色となって目立たない、見つけても殆どがカメラを近付ける前にポロッと落ちて行方不明となり、なかなか写真を撮らしてくれない。












コキムネマルハナノミ

2011-05-28 13:22:04 | 昆虫
コキムネマルハナノミ( Sacodes nakanei)
体長4mm程度、上翅はほぼ黒、触角は黄褐色、前胸背板は橙黄色で短く、脚は黄褐色で細い。
最初はハムシの一種かと思ったが、該当種が見当たらない。
探しまわった末にマルハナノミ科の虫に辿り着いた。
ミズキの葉裏にいつものヒメテントウがいるのかと思ったが、大きさと体型が違うようなので撮影することに、違和感を覚えなければそのままスルーしていた。












ヒメクロオトシブミ

2011-05-28 05:51:54 | 昆虫
ヒメクロオトシブミ(Apoderus erythrogaster)
体長3.5ー5.5mm程、最も良く見られる黒色のオトシブミで、上翅の点刻列はまばらで弱く間室はほとんど隆起しない。
脚や腹部の色は地域により赤~黒まで変異があり、北日本では黒色型,西日本では赤腹型、東海地方ではすべての型が混在、長野県には上翅だけが赤い種もいるとのこと。
ホストはクヌギ,コナラ,バラ、ツツジなど、幼虫は親が葉を巻いて作った揺籃(ようらん)で育つ。
公園内の彼方此方で見られるが、近付くと飛んで逃げることが多い。















揺籃(ようらん)


アトジロサビカミキリ

2011-05-27 05:20:57 | 昆虫
アトジロサビカミキリ(Pterolophia zonata)
体長10mm程度、黒褐色~赤褐色で、上翅後半部の白色が目立つカミキリムシ。
よく見られる普通種だが、小さなカミキリムシには似たものが多くて紛らわしい。
アジサイの葉の上で触覚をたたんで休んでいたのを、迷惑だろうが突ついて起こし、触覚を出させて撮った。










サシゲチビタマムシ?

2011-05-27 04:22:45 | 昆虫
サシゲチビタマムシ(Trachys robusta)?
体長3-4mm程度、金褐、銀白、黒の3色が入り混じった複雑な模様を呈する。
保育社の日本原色昆虫図鑑ではオオダンダラチビタマムシにも似ているが、九州以南にいる種が関東で見られるはずが無いので、サシゲチビタマムシとしたが定かではない。
ホストはスダジイ、幼虫はスダジイの潜葉虫である。
マテバシイの葉にいたが、同じシイ類なので不思議ではないと思われる。