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随時給餌するハチ

 泥の塊にハチが執着していた。腰を曲げていても15ミリぐらいに見える。すぐ、頭に浮かんだのはスズバチだったが、違った。エントツドロバチが泥集めのための下調べに来ていたらしい。

 どこかに、巣作りの現場がないかと探したが見つからない。巣は泥で作られる。最初は下向きのトンネル(これが煙突の意味)が作られるから見つけやすい。




 エントツドロバチの特徴は、随時給餌(ずいじきゅうじ)にある。一部屋を作り終えて産卵しても、孵化が近づくまで餌を運び込まない。幼虫の成長に合わせて餌を与える。一匹目の子育てが終わるまで次の部屋を作らない。ずいぶんと、ゆっくりな子育ての方法である。

 最初の子どもを世話している間は卵を産めない。生涯に産む卵の数は知らないが、最後の子どもの世話が終わるまでは死ぬわけにいかない。母バチは長生きでなければならない。

 母バチが生涯を終えるまでに子どもが羽化するのか? 親子が一つの巣房のなかで対面することになるのか? 独居性から社会性へと進化する過程を、いま、エントツドロバチに見ているのかも知れない。





▲スズメバチ上科 Vespoidea
   ▲スズメバチ科 Vespidae
      ▲ドロバチ亜科 Eumenninae
         ▲エントツドロバチ属 Orancistrocerus
            →エントツドロバチ Orancistrocerus drewseni


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名無しのヒメバチ

 夕刻5時、トチの立ち枯れで下向きに止まって産卵中のハチをみつけた。ほんとうは、このハチ、左向きでなく下向きなのだ。画像は90度回転させてある。




 ヒラアシキバチを探していて見つけた。このハチはキバチではないようだから、ヒメバチの一種としてみる。いろいろ探してみたが同定出来ない。

 体長1センチほど、産卵管の長さも、ほぼ体長とおなじ長さである。体は全体に黒色、後肢も黒、前肢と中脚は褐色、産卵管も褐色に見える。






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密談

 ひそひそ話をしている2匹のニホンミツバチ。なにかの情報を握ったのか? 




 ここから南にある公園でニホンミツバチの分封がはじまった。なかまから情報をもらった。3群が営巣したらしい。過去に営巣しながら、薬殺されてしまった古い樹胴を訪ねて回る。まだ、どこも静まりかえっている。

 南風が吹く。ニホンミツバチが南風に乗ってやってくる。ビートルズがやってくるのよりはるかに楽しい。期待しない人々も多い。さわらなければ何もしないハチたちだから、もし、営巣しても薬殺だけはしないで欲しい。――だめか?


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悪(わる)の才能






 大きさ10ミリぐらい、ハナバチのなかまである。アシナガバチにでもなったつもりでいるみたい。

 キマダラハナバチである。子育てのため、ほかのハナバチの巣を乗っ取る。悪(わる)の才能がたっぷりのハチだ。ここで、なんの悪だくみを考えているのだろう? 


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真昼の決闘

 映画好きでなくても知っていると思う。"真昼の決闘"より、カタカナ語のハイヌーンの方が好きだ。原題 High Noon のままのほうがもっといい。ゲイリー・クーパーもいいが、もっと良かったのがグレイス・ケリー、なにもかも良かった。




 ハエトリを運んでいたミイロが突然クモから飛び退いた。近づいたレンズに驚いたのかも知れない。この後、前脚(付属肢)をくわえて後ろ向きに運んでいった。自分の巣穴を忘れたらしい。産卵前(?)のメスのクモは重たそう。

 体長8ミリほど、ミイロツメボソクモバチは、ハエトリグモを狩って既存坑に営巣する。適当な既存坑が見つからないと、どこかの少しのくぼみにクモを置いて、その上に砂粒をかける(らしい)。

 現場は見たことがない。あんがいアバウトなハチかも知れない。あるいは、進化の程度がゆっくりしているのか、セナガアナバチを思い出す。営巣場所の確保は、狩りより先だから、セナガより進んでいる?






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