リンベの閑居記

都市公園の鳥や昆虫の記録が主です。

コスカシバ

2011-08-30 04:15:41 | 昆虫
コスカシバ(Synanthedon hector)
体長15mm程度、黒紫色の体、腹部に黄色の横線が2本あり、尾端に雌は房状、雄は軍配状に広がる鱗毛がある。
ホストはバラ科のサクラ、モモ、ウメなどで、樹皮下の形成層の部分を食べる。










イチモンジセセリ

2011-08-28 08:29:04 | 昆虫
イチモンジセセリ(一文字?、Parnara guttata)
開張35mm程度、翅色は暗褐色、後翅裏の銀紋が一文字状に並んでいる中型のセセリチョウ。
幼虫はイネの害虫として有名なイネツトムシで、イネだけでなくイネ科やカヤツリグサ科の植物がホストである。








ダイミョウセセリ

2011-08-28 08:05:22 | 昆虫
ダイミョウセセリ(大名?、Daimio tethys)
開張35mm程度、翅の地色は黒に近い褐色で、前翅表裏に大小の白斑が入る。
後翅に白斑がある関西型と、後翅表面が黒色で白斑がない関東型がある。
ホストは単子葉類のヤマノイモ科で、主にヤマノイモ、オニドコロ、ツクネイモ、ニガカシュウなど。








ウスグモスズ

2011-08-27 05:43:27 | 昆虫
ウスグモスズ(薄雲鈴、Usugumona genji)
体長6-8mm程度、白っぽい体と長い触角が目を引く樹上性の小型のコオロギ類で、雄の翅にも発音器が無く、鳴くことができない。
クサヒバリとよく似ているが、本種には後脚に黒い斑紋がないことで区別できる。
原産地不明の帰化昆虫考えられているが、推測の域を出ない。








キイトトンボ

2011-08-27 04:09:54 | 昆虫
キイトトンボ(Ceriagrion melanurum)
体長35-45mm程度、鮮やかな黄色で、腹部がやや太めのイトトンボ。
♂は腹部の先端の上部が黒色である。
水辺の草むらで見られ、黄色なので目立つ。
一寸目を離したらバッタの幼虫を抱えて戻って来た。












ゴマダラチョウ

2011-08-26 05:51:27 | 昆虫
ゴマダラチョウ(胡麻斑蝶、Hestina japonica)
前翅長35-45mm程度、翅は前後・表裏とも黒褐色の地に大きな白斑や帯模様が散在しており、口吻が橙色をしている以外は全身が白黒二色で構成されている。
外来種のアカボシゴマダラは良く見かけるが、在来種の本種の方が少なくなっている。
ホストのエノキに産卵に来ていた。









生みたての卵





古い卵、正常なものか寄生されているものかは判らない。


アカボシゴマダラ

2011-08-26 04:01:07 | 昆虫
アカボシゴマダラ(Hestina assimilis)
前翅長40-53mm程度、翅は前後・表裏とも黒褐色の地に大きな白斑や帯模様が散在し、後翅の外縁には鮮やかな赤い斑紋がある。
意図的に放蝶された外来種(中国産)で、1995年埼玉県秋ヶ瀬公園で確認された後,1998年に神奈川県で繁殖が確認された。
同じエノキをホストとするオオムラサキ、ゴマダラチョウなどの国産種への影響が懸念され、要注意外来生物に指定されている。