リンベの閑居記

都市公園の鳥や昆虫の記録が主です。

ニジモントビコバチ属の一種

2013-02-28 03:56:38 | 昆虫
ニジモントビコバチ属の一種(Cerapteroceroides sp.)
体長1.5-2mm程度、体色は青藍色の光沢がある黒色で、前翅に翅端に走る斑紋がある。

ヤツデの葉裏にいたが、肉眼では黒点にしか見えない。
ニジモントビコバチに良く似ているので、少なくとも同族であると思われる。









カンキツヒメヨコバイ

2013-02-27 02:45:38 | 昆虫
カンキツヒメヨコバイ(Apheliona ferruginea)
体長4mm程度、大型のヒメヨコバイで体色は橙赤色、翅は灰白色で、頭頂に斑点、胸部に暗褐色の横帯があり、翅は濁った白色をしている。
名前の通り柑橘類の果実に集まるため害虫とされているが、幼虫のホストは柑橘類ではなくマメ科植物とのこと。
良く似た種としてアカヒメヨコバイがいるが、こちらは全体的に細身で小さく、頭部・胸部の斑紋が無いことで区別できる。

今年はヨコバイがほとんど見当たらないが、ヤマシロヒメヨコバイと同じヤツデの葉裏にいた。












ヤマシロヒメヨコバイ

2013-02-26 04:15:15 | 昆虫
ヤマシロヒメヨコバイ(Zygina yamashiroensis)
体長3mm程度、白い体に赤色の大小様々な形の斑紋を持つヒメヨコバイで、赤斑には変異が多い。

公園管理センターがやたら木を切り下草を刈るためか、年々この公園で見られる鳥や昆虫が減少している。
今年は山の雪が多いためか冬鳥はそれなりに来たようだが、昆虫は極端に少なく、例年見られるヨコバイやコバチの類がほとんど見つからない。
ようやく見つけたヨコバイの仲間、ヤツデの葉裏にて撮影。












ヒメコバネナガカメムシ

2013-02-24 06:25:45 | 昆虫
ヒメコバネナガカメムシ(Dimorphopterus bicoloripes)
体長3.5mm程度、体は長蛇円形で前胸背の点刻が小さく、触覚は全体が黒褐色、短翅型は知られていない。
ケヤキの樹皮下で集団越冬しているのが見られる定番のカメムシだが、活動期の生体が良く判っていない。












メダカチビカワゴミムシ

2013-02-23 06:11:02 | 昆虫
メダカチビカワゴミムシ(Asaphidion semilucidum)
体長4mm程度、体長の割には複眼が大く、一見ハンミョウの仲間のような姿をしている小さなゴミムシで、体色は銅色の金属光沢で多数の点刻があり、前翅には複数の滑沢斑がある。
冬場は木の皮の下に潜んでいることが多いが、小さいのと、動きが速いので撮影に苦労する。












春の兆し

2013-02-21 08:49:04 | その他
ニホンヒキガエル(Bufo japonicus)
体色は褐色、黄褐色、赤褐色などで、体側面に赤い斑点が入る個体が多く、背にも斑点が入る個体もいる。
春先になると多数個体が一定の水場に数日から1週間程の極めて短期間に集まり繁殖する。

時に雪が雪が降る様な寒い日が続いているが、こういった情景に春の兆しを感じる。