リンベの閑居記

都市公園の鳥や昆虫の記録が主です。

イシガキチョウ

2011-09-30 04:18:16 | 昆虫
イシガキチョウ(イシガケチョウ、Cyrestis thyodamas)
前翅長30mm程度、白地に、黒色の細かい筋模様が複雑に走る翅を持ち、前翅が尖り、後翅には尾状突起があり、尾状突起の下部と前翅前縁基部はオレンジ色をしている。
近畿地方以西で見られる南方系の蝶。
ホストはイヌビワ、イチジク、ガジュマル等。








オオゴマダラ

2011-09-29 07:17:42 | 昆虫
オオゴマダラ(大胡麻斑、Idea leuconoe)
前翅長60ー75mm程度、白地に黒い放射状の筋と斑点があるまだら模様の翅が特徴的な大型のマダラチョウで、ゆっくりと羽ばたきフワフワと滑空するような飛び方をする。
喜界島、与論島以南の南西諸島に分布し、平地から山地まで生息して、季節を問わず繁殖するので1年中見ることができる。
ホストはキョウチクトウ科のホウライカガミ及びガガイモ科のホウライイケマ。














シロオビアゲハ

2011-09-28 03:29:20 | 昆虫
シロオビアゲハ(白帯揚羽、Papilio polytes)
前翅長50mm程度、他のアゲハチョウ類に比べると小型で、後翅に白い斑点が列を成し、翅を縦断する白い帯模様を形成している。
♀は後翅に白い帯がある「通常型」(白帯型、I型とも)と、後翅に白い帯に加えて赤色の斑点がありベニモンアゲハに擬態している「ベニモン型」(赤紋型、II型とも)がおり、ベニモン型はベニモンアゲハの生息する場所に現れる。












リュウキュウアサギマダラ

2011-09-27 06:11:48 | 昆虫
リュウキュウアサギマダラ(琉球浅葱斑、Ideopsis similis)
前翅長40ー50mm程度、アサギマダラより一回り小さく、前翅と後翅で地色が同じで翅の模様はより細かく、紋は青味が強い。
日本では南西諸島に生息する普通種で、移動性は無く、成虫が集団で枝などにぶら下がり越冬する。
ホストはツルモウリンカを始めとするガガイモ科植物。














ツマムラサキマダラ

2011-09-26 06:01:54 | 昆虫
ツマムラサキマダラ(Euploea mulciber)
前翅長47ー49mm程度、前翅の表は暗褐色の地色に白い斑模様があり、翅の先端付近が青く輝く美しいチョウで、♀では白紋が発達し線状になるため、雌雄の判別は容易。
迷蝶だったが、現在では八重山諸島では普通に見られ、土着しているようだ。














ツマベニチョウ

2011-09-24 08:22:45 | 昆虫
ツマベニチョウ(褄紅蝶、Hebomoia glaucippe)
開張約9-10mm程度、前翅先端の先端には三角形の黒い部分があり、その中に大きな橙色の紋をもち、♀は♂よりも黒い部分が大きく、若干黒ずんでいる。
シロチョウ科では世界最大級の種で、非常に飛翔力が強く、日本では九州南端部が北限で、鹿児島県や沖縄県に分布する。
食草はフウチョウソウ科の落葉小高木のギョボク。














アオイトトンボ

2011-09-22 05:56:48 | 昆虫
アオイトトンボ(Lestes sponsa)
体長40-46mm程度、胸の部分が金緑色に輝くイトトンボで、アオイトトンボ属のトンボは、翅を拡げ気味に静止する。
同族のオオアオイトトンボ、コバネアオイトトンボに酷似しているので、見分けるのが難しい。