リンベの閑居記

都市公園の鳥や昆虫の記録が主です。

ヒゲジロハサミムシ

2013-03-14 05:18:44 | 昆虫
ヒゲジロハサミムシ(Gonolabis marginalis)
体長20mm程度、体色は赤みがかった黒色で、触角の先端付近に白い節があり、脚は乳白色で付け根が濃く黒い。
湿った朽ち木の下や隙間、樹木の根元や樹皮下にいることが多い。








キクイムシの一種

2013-03-09 06:54:06 | 昆虫
カワノキクイムシ亜科の一種(Hylesininae gen. sp.)
体長3mm程度、体色は暗褐色で淡褐色の毛が生え、前胸背の後縁中央は三角に尖り、上翅には縦溝がある。
キクイムシは似た外見のものが多いので、写真だけでは種の特定が困難で、カワノキクイムシ亜科の一種としておくことにする。

ケヤキの樹皮下で越冬しているのを見かけるが、外見が地味で写真に撮りにくいため例年ならアップしないが、今年は虫が極端に少ないので、載せることにした。














ツヤヒメハナカメムシ?

2013-03-08 06:53:18 | 昆虫
ツヤヒメハナカメムシ(Orius nagaii)
体長1.5-2mm程度、酷似した種としてコヒメハナカメムシ、ナミヒメハナカメムシ、タイリクヒメハナカメムシがおり、外観による種の識別は難しいが、頭部前葉が淡色、前胸背は毛が少なく、点刻も疎で光沢が強いのでツヤヒメハナカメムシと思われる。

生物農薬としてアブラムシやアザミウマなどの生物防除に高い期待が持たれている種である。
ケヤキの樹皮下で越冬していた。














コゲチャホソクチゾウムシ

2013-03-07 04:55:42 | 昆虫
コゲチャホソクチゾウムシ(Apion semisericeum)
体長1.5-2mm程度、同定は難しいが、体色と模様からコゲチャホソクチゾウムシと思われる。
ホソクチゾウムシは、口吻が細長いことに由来し、ほとんどが小型種で、目立たない。
例外なく食植性で、幼虫は食草の葉や茎に潜り、その中で生活する。

ケヤキの樹皮下で越冬していた。














マルムネホソヒラタムシ

2013-03-06 03:18:59 | 昆虫
マルムネホソヒラタムシ(Silvanolomus inermis)
体長2-2.5mm程度、体色は赤褐色、触角の先端3節が大きく、胸部背は丸みがあって後方で狭まる。
これまでホソヒラタキスイの名で呼ばれていたが、キスイムシ科と混同されやすいので、マルムネホソヒラタムシとなった。

ケヤキの樹皮下で越冬していることが多いが、小さいのと保護色になっているため見逃しやすい。














ヒシモンナガタマムシ

2013-03-05 04:49:58 | 昆虫
ヒシモンナガタマムシ(Agrilus discalis)
体長5-8mm程度、全体的に赤味を帯びており、前翅には白い微毛が生えているが、生えていない部分が菱形となっている小型のタマムシ。
ホストはケヤキ・エノキ・ムクノキなど。

ムクノキの樹皮が剥落した部位で日に当たっていた。
注)樹皮下にいたのではありません。