リンベの閑居記

都市公園の鳥や昆虫の記録が主です。

ベニヒメヨコバイ

2011-01-31 07:11:54 | 昆虫
ベニヒメヨコバイ(Dayus takagii) 体長3mm程度、全身鮮やかな朱色で、複眼は白。

寒い方が色が鮮明になるわけでは無いと思うが、昨年の12月上旬に掲載したものに比べると色彩が鮮やか。









ハチジョウヒメヨコバイ

2011-01-30 04:46:30 | 昆虫
ハチジョウヒメヨコバイ(Alebroides hachijonis) 体長3mm程、緑がかった薄黄色の体で、頭部の複眼間に黄色部があり、胸部背面から尾端まで暗褐色の太いラインが正中線沿いに見られるのが特徴的なヒメヨコバイ。

ホストはフキらしいが、ヤツデの葉裏にいた。








ヨツボシテントウ

2011-01-29 09:33:41 | 昆虫
ヨツボシテントウ(四星瓢虫、Phymatosternus lewisii) 体長3-4mm程度、朱色地に2対の黒紋がある小さなテントウムシで、翅の合わせめの部分も黒くなっているので5つ星にも見える。
成虫、幼虫ともにアブラムシを捕食する。

ケヤキの樹皮下で越冬していた。










アカアシノミゾウムシ

2011-01-27 04:26:42 | 昆虫
アカアシノミゾウムシ(Rhynchaenus sanguinipes) 体長3mm程度、色彩は全体黒色,赤色,脚のみ赤色とかなり変異がある。
ケヤキの害虫として知られている。

ケヤキの樹皮下で集団越冬するのが知られているが、見つかったのはこの2匹だけだった。
鼻は体の下に隠れているので一見ゾウムシに見えない。






クロテントウ

2011-01-26 04:57:21 | 昆虫
クロテントウ(Telsimia nigra) 体長1mm程度、全身黒色で微毛に覆われており、♀は♂よりやや大型だが、斑紋などの差がなく、個体差も大きいので外観で識別は困難。
マルカイガラムシ類の天敵として知られており、昼行性で活動は活発、食餌を求めて樹上を盛んに歩行する。
成虫越冬するので冬場の方が見つけやすい。

ケヤキの樹皮をめくると集団越冬しているのが直ぐ見つかるので個体数は多い。
肉眼では黒点程度にしか見えないので、ルーペ等で拡大してみないとゴミにしか見えない。
不明のハチと混在している場合が多く見受けられる。










ヤノナミガタチビタマムシ

2011-01-25 06:42:28 | 野鳥
ヤノナミガタチビタマムシ(Trachys yanoi)体長2.5~4mm、光沢のある黄銅色で、上翅には銀白色毛からなる3本の波状帯斑がある。
幼虫・成虫ともにケヤキの葉を食べるが、幼虫は葉の内部に侵入して葉肉を食害する潜葉虫(絵描き虫)で、食べた跡が葉色を白く変えて模様に見える。

ケヤキの樹皮下にいた。
一緒に写っているテントウムシはナミテントウの二紋型に似るが大きさが小さすぎ、ヒメアカボシテントウやフタホシテントウとは紋の位置や形が異なり、該当する種が見当たらない。

*** 追記 ***
一緒に写っていたのはテントウムシでなく、ヘリグロテントウノミハムシでした。
今までにも何回か掲載している虫なので直ぐに判るはずなのですが、テントウムシと思い込んでいたのでは該当種が見当たらないはずで、テントウムシで無いかも知れないと考えたら直ぐに思い当たりました。








微小なハチ

2011-01-24 02:57:10 | 昆虫
この時期、木の皮でもめくらないとほとんど昆虫を見かけなくなったが、マテバシイの葉裏に体長1-2mm程のハチがとまっていた。
少し高い所を伸び上がって撮ったため、ピン甘の写真となった。
ハチの類は種類が多く、ろくに資料も無いため種を同定しようという気にならないが、年明け程度までは葉裏で良く見かけた種のようだ。
このタイプのハチは色違いから大きさの違いまでかなりの数を撮影しているが、ほとんど未整理でお蔵入りしている。