リンベの閑居記

都市公園の鳥や昆虫の記録が主です。

不明のハチ、その1

2010-11-30 05:45:26 | 昆虫
ハチは種類が多く、資料も少ないので撮っても殆ど不明種、そのままお蔵入りさせているのが現状。
葉裏にとまっている微小種、不明のハチだがその一部を・・・

体長2mm程度、全身淡黄緑色で頭部に黒点(単眼かも知れない)が見られる。







コゲチャホソクチゾウムシ

2010-11-29 03:31:00 | 昆虫
ゾウムシを特徴付ける長い口吻は、一般に産卵の際に植物組織に産卵のための穴を掘るのに使用される。
ホソクチゾウムシの名は、この口吻が細長いことに由来し、ほとんどが小型種で、目立たない。
例外なく食植性で、幼虫は食草の葉や茎に潜り、その中で生活する。

体長2mm弱、同定は難しいが、色と模様からコゲチャホソクチゾウムシと思われる。
最初はボタンクサギの葉に付いたゴミにしか見えなかったが、撮ってみたら立派なゾウムシ、最初の一匹が見つかれば次を探すのは容易である。














クロスジホソサジヨコバイ

2010-11-28 02:51:22 | 昆虫
体長5mm程度、黄色い体色で背中には黒い縦筋があり、翅の先に1対の黒紋と2対の暗褐色の筋などの模様があるサジヨコバイで、メスは背中の黒い縦筋が赤く縁取られ大変鮮やかな色彩をしている。
翅端の黒点が目、2対の暗褐色の筋が足、尖った頭が尾に見えるため、尾部の方が頭の様に見えることからマエムキダマシの別名がある。
幼虫には翅の紋様が無いが、尾端部に目に見立てた黒点がある。
南方系の種のようだが、耐寒性が高いらしく、真冬でも活動・成長をしているらしい。
ボタンクサギの葉裏に、雌雄、幼虫ともいた。









幼虫


オビヒメヨコバイ

2010-11-27 06:58:28 | 昆虫
体長4mm程、地色は淡黄色で、翅中央に帯を締めているように背中を横切る斑紋があり、翅先近くには左右に黒点が並ぶ平たい感じのヨコバイ。
前翅の斑紋は変異が大きく、翅の中央に黒色の細い線がある基本型,翅の中央に赤色の太い帯模様のある太帯型,翅の中央に斑紋のない無帯型の3パターンがあるが、変異は連続的で中間種的な斑紋のものもある。
尚、複数の種が混ざっているという見解もあり、研究次第で細分化される可能性があるとされている。

写真の個体は公園脇の寺の境内を飛んでいたのを追いかけて、地面にとまった所を近付きながら撮ったもので、翅の中央に黒褐色の細い線がある基本型である。








ドウガネサルハムシ

2010-11-26 08:00:47 | 昆虫
体長3-4mm程、背面は光沢があり、点刻を密に装う。
銅色、赤銅色、青緑色など体色には変異が多い。
前胸背板は中央で最も幅広くなる。
食草はノブドウ、エビヅル、ヤブガラシなどブドウ科植物。
観察又は撮影しようと近付くと、葉から落下する。








チャバネアオカメムシ(褐色型)

2010-11-25 05:49:26 | 昆虫
体長 11mm 程度、体色は光沢のある黄緑色で翅の部分が茶色をしている。
最も一般的なカメムシで、触ると防御のため悪臭を放つ。
主にスギ、ヒノキなどの球果を吸汁して生育するが、百種以上の植物に寄生することが知られている。
果樹園の果実も加害するため重要害虫とされているが、果実は口吻が種子まで届かないため餌としては不適切で、正常に発育できないことが判った。
晩秋に成虫になる個体には体色が褐色になるものがあり、中には全身褐色のものもいる。












オオホシカメムシ

2010-11-24 07:25:22 | 昆虫
体長15ー19mm、体は大型で細長く橙褐色、上翅革質部の丸い黒斑が目立ち、上翅の下部は黒くなっている。
この黒斑を目に見立てれば人面にも見える。
ヒメホシカメムシと良く似るが、こちらは体長12mm程度と小型であり、上翅の下部の黒色部にかけて不完全な丸い黒斑がもう一対あるので識別できる。
トウダイグサ科のアカメガシワの花穂を好むが、ミカン類の若果からも吸汁する。