Travel Sketch
旅の記憶を写真でスケッチ
次は何処へ行こう… ツアー比較 エジプト編
いいかげんに落ち着いてほしいもんだ… エジプト旅行から早くも5年経っている。その間に、アラブの春を経て、やっと落ち着くかと思えば大統領選挙でひと悶着、その後も宗教間の争い、政府への不満、等々、何らかの理由でもめてばかりいる。血気盛んな若者のデモの口実は何でもいいのかもしれない。 エジプト大使館 エジプト学・観光局のサイトは、そんな現地情報は一切載せていないようで、それもお国柄といえばその通りなのである。 それでも「エジプトの墳墓、新たに6か所を一般公開」とか「カフラー王のピラミッド、一般公開再開」のニュースを見ると、また行きたくなってしまう。 旅行会社によっては、エジプト方面のツアーがまったく無くなってしまった会社もあるが、人気薄や円高の影響もあるのか、以前より比較的お安い価格設定のツアーが多くなったような気がする。 また、ツアーの目玉として、通常訪れない地域や一般公開されていない観光地をツアーに組み込む会社もある。 個人的にエジプトツアーで一番のオススメは、アビドスのセティ1世葬祭殿である。他に、一般公開されていない王妃ネフェルタリの墓や王家の谷のセティ1世の墓も魅力的だ。 王妃ネフェルタリの墓の観光が出来るツアーは、グローバル ユース ビューローの「遥かなるエジプト 悠久の歴史への旅」、8日間で372,000円~396,000円(サーチャージ目安30,000円)。このツアーは、日程によってはクフのピラミッド内部で一般公開されていない「王妃の間」と「玄室」も貸切公開で見学できる。かなり魅力的である。 もう一つは、ユーラシア旅行社の「エジプト物語 ~古代遺跡巡りと文化・自然に触れる旅~」は、15日間で428,000円~458,000円(サーチャージ込み)。あまり組み込まれることのないアビドスの「セティ1世葬祭殿」の観光がある、数少ないツアーの一つだ。 その他の目玉企画は、ルックJTBやクラブツーリズムの「スフィンクスの足元エリア特別入場」。H.I.S.やその他数社で一時あったのが「カイロ博物館貸し切り観光」。ツタンカーメンのマスクと一緒に写真を撮ってくれるなんてのもあった。現在のH.I.S.には特に面白そうなツアーはなく、いくつかあるツアーも違いがよくわからないくらい似通っている。 阪急交通社や近畿日本ツーリストは、ごく一般的なツアー内容で一応設定はしているものの、あまり目立つ宣伝はしていないような感じだ。 ほとんどのツアーに組み込まれているが、個人的に全く興味がないのは「アスワンハイダム観光」。軍の設備があるから途中で写真を撮るなとか…、ダムについてもさして観る場所もなくすぐ移動とか…。エジプト政府からほかの観光地とバーターで押しつけられているとしか考えられない。 各社、ツアーの中身がほとんど一緒なので、2回目からは個人旅行じゃないと観光地が必ずダブってしまう。企画側にすると、エジプトは一生に一度もの…という感覚なのだろう。 一般的なツアーで行くと、一度目はどうしてもカイロ、ギザ、ルクソール、アスワンということになるだろう。「2回目のツアー」として候補になるのは、今あるツアーでいうと西方の砂漠とアレクサンドリアくらいだ。 そこで登場するのが毎度毎度の西遊旅行とユーラシア旅行社ということになる。 西遊旅行の「エジプト西方砂漠 オアシスと太古の大地を訪ねて」は、10日間で298,000円(サーチャージ目安34,000円)、最少催行人員:8名(15名様限定)で添乗員同行である。キャンプ泊があるため一般観光客には不人気なのか、なかなか催行されていないみたいだ。 一方、ユーラシア旅行社の「奇跡の白・黒砂漠とオアシス巡り」は、最近発表されたツアーで、3月26日と4月9日の2回のみ。10日間で228,000円(サーチャージ込み)、最少催行人員:10名(最大25名)で添乗員同行である。こちらは全日ホテル泊で、砂漠の遺跡数点とアレキサンドリアの観光が含まれる。 どちらかといえばユーラシアの方が、一回目のエジプトツアーの延長線上に位置するといった感じだ。行くとしたらこちらなのだが、催行されるかは?である。ユーラシア旅行社は、遺跡関係のツアーは充実しているのだが、催行率となるとかなり低くなる傾向にある。 どちらにしても、エジプトの情勢次第ということになってしまうのだが…。 最後に、こんなエジプトツアーがあったらいいな…を一つ。 1日目:成田発、直行便でカイロ、ギザ泊(メナハウス・オベロイ) 2日目:三大ピラミッドすべて内部見学(クフ王は玄室、王妃の間も見学)。第二の太陽の船の作業現場特別見学。 3日目:メンフィス、サッカラ、ダハシュール観光。赤のピラミッド、屈折ピラミッド、階段ピラミッド、黒のピラミッド…内部見学可能なピラミッドすべて内部観光。近郊の遺跡を出来る限り観光。 4日目:カイロからルクソールへ。ルクソール東岸観光。 5日目:ルクソール西岸観光。王妃ネフェルタリの墓、セティ1世の墓、その他。 6日目:アビドス、デンデラの観光。セティ1世葬祭殿、ラムセス2世神殿、ハトホル神殿。 7日目:コムオンボ神殿、ホルス神殿、イシス神殿。アスワンからアブシンベルへ。 8日目:アブシンベル大神殿、小神殿、近郊のヌビア遺跡群。 9日目:アブシンベルからアスワンへ。アスワンからカイロへ。ハーン・ハリーリで買い物。 10日目:エジプト考古学博物館。深夜、カイロから成田へ。 11日目:成田着。 ガイドが小牧さんならベスト。こんなツアーを企画してくれる旅行社を募集しています。もちろんお安く。 |
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コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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アビドス・デンデラは、じっくり観光したいし、アマルナのアクエンアテンの墓も入場観光したい!!
まだまだエジプト熱で、胸が熱くなります。
ツアー企画して、売り込んじゃいましょうか?
私の友達関係だけで、3名は参加できますよ。
募集してください。お願い。
この内容を個人旅行で見積もりとるといくらくらいかかるんでしょうね。
ある程度人数が集まれば、安くなるかも…。
いずれにしても、早くエジプトに落ち着いてもらいたいです。