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祝!アルファロメオ100周年

アルファロメオ100周年

2010年6月24日、アルファロメオが起業からちょうど100年目を迎えた。

車のそれとは思えなかった独特なエンブレムにあこがれて、初めてアルファに乗ったのは中古のalfasud(アルファスッド)1.5ti。初代のfiat Pandaを新車で購入して以来、2台目のイタ車になる。1.2の四角いヘッドランプから丸形4灯になり、お気に入りのデザインだった。水平対向エンジンを載せた、アルファにしてはちょっと変わった車だ。
当時、マフラーに触媒はついて無く、ガソリンは有鉛。そのうち有鉛ガソリンを扱うスタンドが無くなっていき、無鉛ハイオクで何とか低速時のノッキングをこらえていた。当然、エアコンなどという文明の利器は付いてなかった。真夏に環八なんかで渋滞に入ると、気を失いそうになることもしばしば。それでもその走りっぷりは、全てのマイナス面を差し引いてもあまりあるほど楽しませてくれた。
しかし、車検を通すために触媒をつけると、機嫌を損ねたのか全く面白くない車になってしまった。ベランダにおいてあった触媒無しのマフラーも邪魔になり、維持するお金も当時は大変だったので、後ろ髪を引かれる思いで買ったお店に引き取ってもらった。

フォックスヘッドという内装屋さんが柏にある。オートバイのレーサーからパン屋さんを経て、モーターショーに出品する一流メーカーのプロトタイプ車の内装を一人で造ってしまう、とても頑固な職人さんだ。何故か縁があって親しくつきあってもらっている。
ある日、柏の工場にお邪魔していつものように無駄話をしていると、そろそろ車を買い換えたら…みたいな話になった。最近、手の凝った内装の車が少ないなんて話が出て、「ランチアなんかはいいね。電話してあげるから見てくれば。」と勝手にディーラーに「これから行くから」と電話をしてしまった。結局、柏からお台場まで車を飛ばし、ランチアを試乗したのはすっかり日も落ちて夜になっていた。
久しぶりの左ハンドルにマニュアル。ブレーキの利くタイミングがどうしてもしっくり来ないのもあり、待っていてくれたディーラーの人にお礼を言って帰ろうとしたときに飾ってあったのがアルファロメオ スポーツワゴンだった。もともとアルファ好きなので、すでに心はアルファに傾いていた。「もうすぐモデルチェンジがある予定で、今月イタリアに行っていつ日本に入ってくるか確認してくるから、少し待った方が…」と言われ、カタログをもらいその日は帰った。

しばらく待ったけれど連絡がない。しびれを切らして電話してみると、まだ輸入の開始は未定のままだそうだ。それなら、ちょっと試乗してみたいと、もう一度ディーラーを訪ねた。カミさんを助手席に乗せて、湾岸あたりを一廻り。帰るときには契約書にサインをしてしまった。
それからすでに10年近く経とうとしているが、スッドのように壊れることもなく、無事に今日に至っている。

日本でも、アルファロメオ100周年イベントが7月23日~25日にお台場の東京都立潮風公園で開催される「Tokyo Concours d'Elegance 2010」の中で行われる。新型「ジュリエッタ」も見ることが出来るみたいだ。

Tokyo Concours d'Elegance 2010








フォックスヘッド

ちょっと見た目は怖いけど、腕の確かな職人さんである。最近、本当に車の好きな人が少なくなったと嘆いていた。一台の車を直しながら大切に乗る人が…と。

千葉県柏市十余二618-9
0471-34-4333
http://www.foxhead.co.jp/




スッドの綺麗な写真が見つからない。



パンダも…。



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