あの日・・・嵐の中のサプライズ

満開のサクラ　
早くもきょうは　桜吹雪　の予報通り窓の外は騒がしい。
この時期は　荒れる頃なのだろうか。
あ、春の嵐・・・
新潟も富山も荒れてるらしい。
あの日もそうだった・・・。

２０１２年４月３日。
朝から強風警報なみの注意報が出ていた。

病室の窓からは、開業間近の　東京スカイツリー。
怪しげな空を見あげながら午後のリハビリへと向かった。

３月１９日　初めて手の指がかすかに動き始めた。
これをキッカケに指は順調に進むも、
それまで杖と手すりにつかまりながらも
ヨタヨタ歩けていたのに
突然っ！下肢の筋肉群の大反乱が襲ってきたのだ。

元の身体に戻ることは　ありません・・・と知らされても
イヤそんなことない！あってたまるかい！（苦笑）
それがこの筋肉の大逆襲？！　
無知な自分を初めて思い知らされたのだった。
当然リハビリやっててもモンモン・・・。

ヨッコさんがリハビリ室まで迎えに来てくれた。
車イスを押してもらいながらエレベータへと。

先客さんに気づき上を向くと同時に目に入ったのは！！
東京に居るはずのない葉子さん。
倒れて以来どころか会うのは、数年ぶり？！
ビックリと感激は言うまでもない！

病室に戻るとそこには　miyaさんの顔も！！
それからは　倒れた時のことを涙と笑いでいっきに話す（笑）

葉子さん・・「あの状態でよく生き残ったねぇ～
すさまじいほどの　・し・ぶ・と・さ」爆笑

年末に脳卒中でそのまま・・という方が身近にいらしたからこその言葉である。

どんどん怪しくなってく空。
何度となく
「お見舞いの方は早めにお帰りください」との言葉も・・・。。

夕方　みなさんが病院を後にした直後、暴風雨が襲ってきたのだ。

この日は、電車バスは遅れたり止まったり、
タクシーはつかまらず大混乱と知ったのは翌日のこと・・・。
日付が変わるころ家路についたという。

ご家族の方々のことをを思うと今でも胸が痛い。
自分のために　お嫁さん　＋　おくさま　＋　おかあさま　をお借りしました。
本当にありがとうございました。
ヨッコさん　miyaさん　葉子さん　ありがとうございます。

この日を境に現実を受け入れなくては・・と思うようになっていったのである。

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