好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

事件234『泡と湯気と煙』(第77巻)考察。

2014-11-03 | 『名探偵コナン』原作考察
タイトルそのままの話である。

殺して下さいと言わんばかりの被害者。
死んだ直後に居合わせる登場人物全員。
三択問題のように機械的に並ぶ容疑者。

そして推理の論点は、泡を湯気を煙を出せるか出せないか、という一点に終始する。
現場には現代の警察官たちが揃っているにも関わらず。
肝心の被害者の部屋は一切調べられないまま。
三人の容疑者以外の可能性は最初から排除されて。

まだ科学捜査のない時代か、あるいは警察自体が入れないクローズドサークルならともかく。
鑑識などの具体的な捜査すら一切描かないのは、さすがに不自然に感じてしまう。
そのじつ、終盤ではまさに、被害者の部屋での鑑識結果が決め手になってるし。

今回注目すべきは寧ろ、事件自体でなく、沖矢の襟元に秘密があるという点だろう。
ただ、今までの描写では、
「口を隠さなくても常時使える変声機」
という物も一切登場していないはずなのだが……。

それでは。また次回。
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