好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

開発の波に思う事。

2022-06-26 | 出来事
月に一度の気分転換。
家から離れ、ビジホでテレビと湯船と酒。
一人でのんびりぼんやり出来る貴重な時間に、今日は徒然に綴る。

うちの集落を取り囲む森林や草むらのあちらこちらが、このところ切り開かれている。
ただ、間伐される場合はともかくも、単に更地にされてしまう場所が少なくない。
で、そうなった後は、のっぺりとした黒い板──ソーラーパネルで埋め尽くされている。

放ったらかしに任せているような荒れ地なら仕方ないとも思う。
けれど、毎年愛でていた山桜が数本切られたのは流石に堪えた。
あそこまで育ってた並木の景色を、もう二度と見る事は出来なくなった。

その一方で、住人が居なくなったために壊れた空き家も増えつつある。
穴だらけのツタまみれ、廃墟と呼ぶのも足らないナニカになっている。
ああいう所にソーラーパネルを敷けたらいいのにな。

もちろん、電気が必要なのは絶対の事実だ。
冷房もそうだし、このブログを書く事そのものが成り立たなくなるものね。
そんな答えのない問いを、ボーと考えながら、今夜を過ごします。

それでは。また次回。

ジャンプ(29号)私的雑感。

2022-06-25 | ジャンプ
『デューン 砂の惑星』見た方がいいかな。



★覚えた台詞、三本勝負。

1.「ここではどんな状況でも常に笑顔を忘れないのがプロの仕事よ」
(『僕とロボコ』)

2.(“己の弱さ”(でき)を呪い続けろ。
唯一それだけが、お前を生かしてきたのだから)
(『僕のヒーローアカデミア』)

3.「恐れられても恐れず、人のために手を伸ばす」
(『ウィッチウォッチ』)


※補記
読切『暗殺者の暗子ちゃん』(by天川仁木)、
読切『泣くなあかおに』(byえびど~)、掲載。

それでは。また次回。

『うみねこのなく頃に咲』プレイ記録。(その61)

2022-06-24 | うみねこのなく頃に
翼9.『七姉妹のバレンタイン』
初出:2009年2月(EP4と5の間)(PC版『翼』に収録)

最初に一言。
原作(PC版)をリアルタイムで追っていた読者たちは、これの発表当時に何を思っただろう。

ロノウェの作ったチョコレートを七姉妹が、それぞれ意中の相手に贈る。
上位も下位も過去も未来も混然一体で収拾不能。
そもそもロノウェが「舞台裏の余興」と言ってる始末。

ところで、テンパリングしたチョコをそのまま絞り袋に入れて出していいの?
クリームとか足さないの?
冷蔵庫で急いで冷やしたら分離せん?



翼10 『ベアトリーチェのホワイトデー』
初出:2009年3月(EP4と5の間)(PC版『翼』に収録)

改めて一言。
原作(PC版)をリアルタイムで追っていた読者たちは、これの発表当時に何を思っただろう。

『七姉妹のバレンタイン』の続編という、まさかの展開。
前作に続き、と言うかそれ以上に、「舞台裏の余興」の内輪ノリが加速勢している。EP4で殺すだの死ねだの言い合っていたあの緊張感は遠く。
中心たるベアト&戦人の脳天気さが、甚だしくも著しい。
もう完全に、小学生くらいの「らぶらぶすとーりー」だものコレ。
完全に駄々っ子と化してるベアトもそうだが、
そのベアトをリスの頭呼ばわりしてる戦人も十二分に鳥頭と思うのは私だけじゃないと思う。
ところで、98年の世界へフツーに干渉してるベアトが謎。
もしや、これを創作したのは縁寿だったりするんだろうか。

それでは。また次回。

アナログとデジタルの過渡期に。

2022-06-23 | その他ミステリ
『噂』(by荻原浩)、読了。

おすすめのレビューで見かけて読んだ。
因みに、2001年初出。(←この時代設定重要)

登場する舞台は、大きく二つに分かれる。

一つは、「WOM(Word of Mouth)」、いわゆる「口コミ」を宣伝に利用しようとする業者たち。
彼らは、レインマンという殺人鬼を創作し、それに狙われないお守りとして口紅を売りさばこうとする。
すると何と、創作だったはずの殺人鬼の仕業としか思えない殺人事が実際に発生してしまう。
もう一つは、その殺人事件を捜査する刑事たち。
ベテランの男性と、若手の女性とのコンビが奮闘する。
終盤、女性ならではの視点(爪の手入れ)で、犯人像が絞られていく場面は興奮した。

ところで、この作品の特徴の一つは、2001年当時のデジタル事情が全面に出されている事だろう。
作中は、まだSNS登場以前の時代、フィーチャーフォン全盛期。
ドコモのiモードが最先端で、不幸のチェーンメールが流行中。
ベテラン男性刑事は、自分の娘の同年代であるティーン達との交流に悪戦苦闘する。
今後インターネットでの噂は口コミの力を超えるか否か、という議論も興味深い。

最終的に、連続殺人鬼は逮捕され、物語は穏やかに終わる。一応は。
それが、最終ページのラスト1行で引っくり返る。
あの瞬間の悪寒は、まさにミステリならでは「奇妙な味」を感じさせた。

それでは。また次回。

星新一ショートショート再読。(その19)

2022-06-22 | 星新一ショートショート
『デラックスな金庫』
新潮文庫、番号19、『ボッコちゃん』収録。

ページ数がまた少ない。全3ページ。

この作品は、
「趣味となると人は盲目的に金を使い、後悔しない。」
という作中の言葉が全てだ。

趣味というのは本質として、自分の心だけを満たす非生産的かつ非効率的な物なのだ。
その最もたる例の一つが、同じく星氏による『月の光』の“ペット”だろう。

無論、人によっては、生活で有用な物を作ったり、他者を感動させる物を創ったりする。
だが、そういう建設的かつ発展的な物は、趣味であると共に実益を伴う「仕事」や「役割」と言った方がいいのではと私は思う。

さて、この話の語り手が愛してやまないのはタイトル通り、金庫である。
前半は、その金庫の魅力について大いに描写されている。
転じて後半では、その金庫独自の能力が明かされる。
タイトルの「デラックス(高級)」は、前半は「豪華」という字義通りで、後半は「ハイレベル」という意味合いに感じられる。

ただ、こうやって悪人を呼び寄せる、この語り手の生活はいつか破綻しそうに思う。
金庫の中身は後で開けるからと問答無用で殺されるリスクは否めない。
あるいは、金庫自体をそのまま盗まれたり壊されたりしたら……。
語り手にとっては、そんな事態の方が、自分が殺されるより辛いかもしれない。

それでは。また次回。