好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

事件231『探偵たちの夜想曲』(第76巻)考察。

2014-08-29 | 『名探偵コナン』原作考察
「バーボン」の名前が初出してから15巻目、約50事件、約200週を挟んで、
つまり単純計算で約4年を経て、ようやっと事態が動き始めた。

よりによって探偵事務所のトイレで殺人事件発生である。
普通の神経だったらもう住めないだろうこの家。

だがこの事件、第一印象こそ強いが、後はただひたすらコナン一人だけが一方的に、
犯人のゲストキャラにぺらぺらぺらぺらしゃべり続け、
ふと気づいたら終わってる、という感じ。

で、そのコナンは相変わらず今回も、カケラ一つも警戒してない。
即ち安室について。
明らかに小五郎より上手(うわて)に描かれているのに、
その小五郎の弟子になりたがるというのは、
ネーミングのメタ根拠以前の問題で、怪しさ大爆発のフルスロットル全開なわけで。

「ベルモット編」や「キール編」では、身近に迫った人たちを片っ端から警戒していたのに。
こうなると、コナンは恐らく「キール編」を境に、何らかの絶対的な後ろ盾を得たのだろうと、
脳内保管するしかないのは、特にミステリではルール違反に感じてしまう。
納得できる根拠を示してくれるのは、果たしていつか……。

それでは。また次回。
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