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好事家の世迷言。(初代)

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調べたがり屋の生存報告です。

事件232『1ミリも許さない』(第76巻)考察。

2014-09-07 | 『名探偵コナン』原作考察
この事件も、何から何まで全部オカシイ
主に倫理的な面で。

まず犯人を含む夫婦の思考回路。
一人は、配偶者を殺す証人に仕立てるべく、
赤の他人である子供の集団を自宅へ招く。
一人は、その殺人トリックの前提として、
「相手に本物のナイフを突きつける」のが日常と化している。

で、そんな犯人へ、傲然と説教するコナンと灰原。
本来、この事件の探偵役は、「子を育てた親」でなければ務まらない。
なのに、まだ婚姻すらしてない高校生、
客観的な見た目に至っては小1の幼児が、
よりによって妊娠が云々などと、生々しい話をぺらぺらと。

因みにタイトルの「1ミリも許さない」とは灰原の弁だが。
自分が殺人組織に属してた事をすっかり棚に上げて忘れてるとしか……。

そして、そんな謎の小1たちに怒られて、粛々とうなだれる犯人。
遅かれ早かれ、別の形で残虐な殺人事件が起こるんだろうと思ってしまった私である。

それでは。また次回。