好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

事件103『迷いの森の光彦』(第35巻)考察。

2011-10-02 | 『名探偵コナン』原作考察
夏休みの最中、どこかへ一人旅立った光彦の行方を追う、コナン達。

彼が何を求めていたのかは、サンデー連載当時にも早々に察せていた。
夏の風物詩である「昔の武将」と言ったらアレしかないだろうなと。

けれど、そんな風に簡単に思いついたため、当時は逆に、
もっと深読みしていたので、真相が分かった時には拍子抜けしたものだ。
そのまんまかよ、と。

灰原の言うように「真面目で協調性を重んじる」タイプの彼が、
誰にも相談せずに単独行動したというのが、今でも不自然に感じてしまう点だ。

なので、今回むしろ押さえておくべきは、
『浪花の連続殺人事件』での沼淵忌一郎が再登場した事だろう。

そしてその沼淵の件から、何と灰原の「組織センサー」が鈍化した事も発覚する。

確かに本来なら、コナンの言うように喜ばしい事かもしれないが、
『黒の組織との再会』辺りから使われ続けた設定が打ち消されてしまうのは、
単純に言って寂しい。
読者側の手がかりが一つ失われてしまったわけだから。

それから小ネタとしては、光彦の姉が初登場した事を挙げておこう。
ただ私としては、今までの光彦に、
きょうだいが居るような雰囲気は全く感じなかったんだがな……。

それでは。また次回。
この記事についてブログを書く
« 「FFTA2」攻略メモ。(ストー... | トップ | 2000日突破してました。 »

『名探偵コナン』原作考察」カテゴリの最新記事