好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

事件104『孤島の姫と竜宮城』(第36巻)考察。

2011-10-09 | 『名探偵コナン』原作考察
舞台は沖縄。
事件を解くのはコナンと平次。

交通手段の失われた孤島に閉じこめられる一同。
ゲストキャラは誰もいわくありげな人物ばかり。
廃墟と化した屋敷には謎めいた暗号が、
殺人現場には謎めいたメッセージが発見される。

そのメッセージで「グソーの使い」を名乗る犯人を追っていく内に、
5年前の誘拐事件と、4年前の強盗事件と
1年前に発見された餓死者が残した暗号と、
現在の殺人事件と、
都合4件もの出来事が一本の線につながる様は壮観だ。
丁寧に練られた力作と言えるだろう。

難点を挙げるなら、
過去の人死にをよりによって「島おこし」に使おうとした人々や、
誘拐されたお嬢様の歴史マニアぶりなど、
やや非現実的な要素が見られる事だろう。

特に、まだひらがなしか書けない歳の内に、
日本中の城を把握してるお嬢様は尋常じゃない。

あと個人的に一言。
結局のところオチ要因にしか使われなかった小五郎が、哀れだ。

それでは。また次回。
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