好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

事件119『似た者プリンセス』(第40・41巻)考察。

2012-01-29 | 『名探偵コナン』原作考察
『容疑者・毛利小五郎』で示されていた伏線の回収。
この事件で、英理と有希子の関係が明らかになる。
が、この設定なら、小五郎が新一の両親に関心を持ってなかった
序盤の展開とムジュンするようにも思う。話の都合か。

もっとも今回は冒頭からして、
小五郎が依頼を安請け合いして豪遊し800万円の借金を負った、という異常事態。
ここまで愚かな事をするような人とは思わなかったのだが。これまた話の都合か。

その後、小五郎の代理として英理が、
優作の代理として有希子が、それぞれ依頼に挑む流れに。
あくまでボディーガードだったはずの依頼は、やがて殺人事件に発展する。

殺人事件のトリックは、世に知られていな薬物を利用したという点で、
『金融会社社長殺人事件』とある種通じる。

それで、そんな事件を、表向きには有希子が解くわけだが。
コナンを押しのけてまで自ら説明役を申し出ておいて、
ライトをかき集めて演出までしておいて、途中で肝心の台詞を忘れるってのは如何な物か。
中途半端は、逆にカッコ悪い。

なお、英理と有希子の高校時代の話も登場するが、
大学ならまだしも高校でミスコンというのは現実味に乏しい。
まして2万もの人間全員が有効票を投じるなど物理的にあり得ない。
いくら何でもネタ盛りすぎじゃないかと思うのは、私だけではないだろいう。

最後に小ネタ。
エピローグでの小五郎、よく見るとジャージをはいている。
明らかに……やらかしたんですね。哀れ。

それでは。また次回。
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