好事家の世迷言。

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事件74『容疑者・毛利小五郎』(第27巻)考察。

2011-03-06 | 『名探偵コナン』原作考察
妃英理の大いなる活躍である。

その腕前を弁護士仲間に嫉妬され、
結果、殺人事件に巻きこまれたのが小五郎。

英理は、表向きは冷たい態度を取りつつも、
「あの人が人を殺せるような人間かどうかくらいわかるわよ」
と語るように、コナンよりも素早く的確に、証拠品をそろえ、
愛すべき夫を救い出す。

コナンの方は、あの山村刑事の手前という事もあり、
基本的にサポート役にとどまっている。

……という興味深い流れだからこそ、
最後の展開は、私には残念でならない。

本来ならば、小五郎と英理は、
このエピソードで完全に復縁していたのではなかろうか。

だが、今後も物語を続けていく以上、二人が本当の意味で結ばれる事は、
基本的にあり得ない。

そうなると今回のように、
「小五郎がどんなに譲歩しても折れない英理」
という奇妙な構図に落ち着くしかない。

17歳の子供をもつ現役弁護士、というプロフィールとは相入れない幼さが、
良くも悪くも、英理の持ち味となっていくわけである。

それでは。また次回。
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