夏の高校野球新潟県代表は新潟明訓高校に決まった。
母校十日町高校はその明訓と準決勝で戦い9-0コールド負けとなった。
初回から相手に点が入り続けた。
十日町にも何度かチャンスはあったのだが点には結びつかなかった。
力の差は歴然だった。
試合終了から数日間は
「もう少し何とかならんかったんかいな!」と怒り、そして落胆した。
でもね、だんだんと思いだしてきた。
お店の窓からグランドがよく見える。
毎日野球部の諸君がグランドで汗を流していた。
冬は雪で滑りながらランニングをしていた。
夏休みには猛暑の中で1日中長袖姿で練習していた。
本当に野球が好きじゃなきゃあんなことできない。
去年のいつだったかやっぱり暑い日に
長時間の監督の話(たぶん説教)が続いていた。
野球部員は全員が直立不動でその話(たぶん説教)を聞いていた。
「監督も木陰で椅子に座っていないで
ひなたにでて(太陽光線直撃状態)しゃべったらどうなんや~!!」
とわたしはひとりお店で毒づいていた。
たぶん、一般市民で野球部のグランド練習を
一番長く見ていたのはわたしだと思う。
新潟県だからといってすべての高校が雪の大変さを経験しているわけじゃない。
十日町の「半年雪の銀世界」はうそじゃない。
そんな中でのベスト4じゃあないか。
89校の中の上位4校に入った君たちを誇りに思うよ。