リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

ここにはもう誰もいない

2015-11-23 23:31:35 | 2015年度冬公演『俺たちの非日常に告ぐ』
でも、誰かがまたやってくる

こんばんは
小川萩帆です

突然ですが、けいどろとか、鬼ごっことかが好きなんですね。昔は兄の友人とか、近所の子とかその辺の子達で遊び倒したものです
小2の時、クラスの班の子で集まってずっと遊んだ覚えがあります
でも、その後成長するにつれ、男子は徒党を組んで、女子はグループを作り、派閥が生まれるようになりました
小学校高学年から中学の時に不良グループに目をつけられて、色々悶着あったんですが、その不良グループのなかに昔一緒に遊んでた子がいるんですよ
勿論虐められるのは嫌ですから、バイクで事故らねーかなーとか密かに呪ったりしてたんですけど、まぁふっとその事を思い出してなんとも言えない気持ちになるんですよね
で、そんな中学の卒業式で、もう二度とこんなとこ来るもんかと思いながらも、仲良かった子とは仲が良かったので、一度だけ山にある公園まるっと使ってけいどろをやったことがあります
楽しかったですね。なんなら中学で一番の思い出かもしれません。友達の友達とかも膨らんで、気づいたらクラスも違う名前しか知らないような子と笑いながら山を走り回ったりして
でも今は皆どこで何してるか一切わかりません。高校も地元でなかったので。でも良い思い出です
高校はそんなこんなで、目立ったらまた何か言われるかもと思って、でもお祭り好きは止まなかったので文化祭実行委員とかしてました
あの時も楽しかったですね。馬鹿みたいなことを出来たので
でも、その時の私はいよいよ諦めとか、恐れとかを知ってしまっていたので、いまいち踏み切れないことが多く、後悔ばっかりです。同時にうっすらと思ったのが、「自分はリーダーになれるけど、カリスマにはなれないな」ということです
やりたいことはあるけど、一人でけいどろは出来ません。一緒にやってくれる人はいたけれど、もっと上手くやればもっと面白くなったのかなと思います

今でも何かやりたいことを考えて、でもその事が頭をよぎって、諦めてしまうことが多いんです。でも、内心はまだ子供のままで、ずっとけいどろをしたがっています。誰かと何か馬鹿みたいなことをしたいんです。でも同時にリスクを考え面倒に感じる自分もいるのです
嫌なことですが、大人になったということなのでしょうか。昔に戻りたいかと言われれば絶対嫌だと言いますが、ノスタルジーを感じるのは否めません

でも、馬鹿みたいになれる場所がまだ、私には残されています
いつか卒業して、社会に出て、いよいよ戻れなくなるのかもしれないけど、懐かしむのはそこまで取っておきます
今はとにかく、日常に紛れた非日常にのっかって、のらりくらりと生きていこうと思います

どうぞ、馬鹿みたいに騒ぐ私達をご覧になってください
(私はスタッフなので騒いだら迷惑なだけなんですが)
そして、終わってからなんとなく寄り道をしてみたり、駄菓子を買ってみたり、そんな感じで楽しんでもらえれば幸いです

それでは
コメント
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