リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

血と汗の勲章

2015-11-16 23:56:07 | 2015年度冬公演『俺たちの非日常に告ぐ』
こんにちは。
4回生舞台装置チーフの前川達哉です。

お久し振りの方はお久し振り。
初めましての人は初めまして。

今回、リツゲイでは2015年度冬公演を上演するに辺り、戻ってきた形となります。
以前参加した公演が去年の夏頃だった事を考えると1年以上のブランクがあるわけですね。
この1年は演劇から遠ざかっていた事もあり、ほとんど感覚を忘れましたね笑
舞台装置として…何をどれだけ注文してたっけ? ここの縮尺はどんなだっけ?

「やばい…忘れてる…」

こんな感じでしたね。
でも、舞台の作業を開始するに辺り、どんどんと感覚が戻ってきたのかなと思います。
京都の冬空での作業も身体が覚えているものですね笑

さて今回の舞台装置ですが、今年のリツゲイの公演を観劇された方からすれば、
「え…派手じゃない…?」と思われてしまうかもしれません。
勿論脚本による部分は多いのかもしれませんが、
基本的に僕の舞台は地味な感じが好きなんですよね。

地味ってマイナスなイメージが先行しがちですが、結構重要なことなのかなって思います。
普段の日常で派手な空間て結構、緊張?したりすることがある気がします。
野球場とか普段行かないからこそ、その場の雰囲気が強い影響力を持っていたり、
トイレットペーパーが大量に設置されたラーメン店とか、普通にトイレしにくかったり…
*僕は野球が好きなんですけどね笑
でも、リツゲイのキャッチフレーズでもある
「リアリティを追求し、本物に近い世界を舞台上に再現すること」においては結構重要な事なのかなて思います。
地味な舞台装置だからこそ、作りこむべき場所は多く存在し、また舞台が主役になることなく役者が活き活きした演技を生み出していける。
なんかそんな風に思うんですよね(勝手な解釈)
つまりは「見た目のインパクトは地味だけど、よく見たらスゲー作りこまれてる!」
てことです(‘_’)

というかそもそも、僕は派手な舞台を造るのが苦手なんですけどね笑
発想豊かってわけではないですし…
そういうのはもう一人の舞台班に任せて来たし…

まあ今回の舞台装置に関して、
自分が目指したいのは『原点回帰』『懐かしい』!(今考えた)
なので、舞台が地味かも。
でも観に来て頂けた時には役者の演技だけではなくて、
ぜひ舞台の方にも目を向けてくださいね。

それでは12月3日から5日の間、小ホールにてお待ちしております。
寒いので、ぜひ暖かい恰好で。それでは。
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