Kakuma News Reflector 日本語版

カクマ難民キャンプの難民によるフリープレス
翻訳:難民自立支援ネットワークREN
著作権:REN(無断引用転載禁)

2009年12月号 人生に悲しみはつきもの、でも幸せは心がけ次第

2010年04月22日 | オピニオン
どんな境遇に遭遇しようとも、本当に幸せだと感じることはだれにでもできる。境遇や出来事をコントロールすることはできないが、何え方を選ぶことはできる。

若い男性も女性も、幸せは特別な相手を見つけ結婚し家族を持つことだと考えている。あるいは本当に幸せになるには、新車を手に入れ、新しい仕事に就き、資産を増やし、トップで卒業し、MBA(経営学修士)を手に入れ、他の土地に再定住し、もっと器量よしになることだ、と思っているかもしれない。

さて、本当に幸せにしてくれると思っていたものが全部手に入ったのに、幸せではない、と突然気づいたらどうなるか、ちょっと想像してほしい。多くの人達が私の意見に同調して、すべてを手に入れたのに思い描いていたような幸せにはなれなかった、と言っている。

一方、すべてを奪われ、愛する人とやむを得ず別れ、家を追い出され、強制収容所に入れられて、人生が音を立てて崩れ落ちた人達がいる。しかし彼らは、この信じがたいこの世の地獄のまっただ中にあっても、生きることの真の幸せを以前より感じられるようになった、と断言している。

こういう経験から、私は幸せとは状況よりも考え方の産物だと思うようになった。前向きな考え方を身につけると、極めて困難な状況にあっても、いつも幸せでいられるし、心が悲観的な考えでいっぱいになると、悪い方へ悪い方へと考えてしまい、申し分のない境遇にあっても不幸に思えてしまう。

私達は境遇や出来事をコントロールできるとは限らない。いかに感じるかは抑制できないこともあるが、考え方を選ぶことはできる。人は悲観的な考えをすると、ますます不幸になる。思い悩むことで時間を無駄にしないでほしい。あなたは幸せに生きることを選択できるのだから。


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