Kakuma News Reflector 日本語版

カクマ難民キャンプの難民によるフリープレス
翻訳:難民自立支援ネットワークREN
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2009年3-4月号 D*Changeフェスティバルは、カクマの魂を呼び覚ます

2009年08月16日 | 最新ニュース
【写真】フェスティバルで手を挙げる人たち

D*Changeフェスティバル・ゴスペル・クルセイドは3月12日から13日まで行われ、人気ミュージシャン達の素晴らしい演奏で、難民や周りの人々を楽しませた。

カクマは、鮮やかに響くゴスペル・クルセイド・キャンペーンを主催し、D*Changeフェスティバルと名づけられた運動を通して難民や周りの人々を楽しませた。このフェスティバルは、3月12日から13日にかけて、バラザ公園のステージで行われた。

聴衆は、ブルンジのローズ・ジェファなど、ゴスペルで名の知れた有名アーティストのライブ演奏に興奮した。彼女は自分の持ち歌、“Nimeanza Safari”(私は旅を始めたばかり)を歌い、音楽ファンを感動させた。

彼女の歌は、難民の心に響き渡った。キリストの光や精神的保護を得るために暗い生活の祖国を離れ安全な安息の地を求めて旅をするという歌の内容が、難民の経験を思い起こさせたのだ。

伝統的な讃美歌が、ベンジャミン・ジェファやバ・ムドゴ、DJアセンバのような人気アーティストのラップやヒップホップで味付けられ、D*Changeは一層、盛り上がった。アーティストはステージで“Tuendeleye ama tusiendeleye?”(もっと続けて欲しいかい?)というスローガンをたびたび叫び、熱のこもったパーフォーマンスに酔いしれた観客は駆り立てられるようにアンコールを求めた。

飲み騒ぐ人達の中には、ゴスペル・クルセイドに、オフビートのきいた音楽スタイルがうまくブレンドされているのを楽しんだ人たちもいた。匿名希望のある牧師は、このキャンペーンは聖書を伝道するというより、娯楽の要素が強いと指摘した。

それでもなお、出演者の人生経験や信仰体験の証言はその間隙を埋め、神に仕えるよう貧しい人々の心を動かした。証言の中には、キリストの為に歌うようになる前はバーのミュージシャンだった歌手によるものもあった。

礼拝は、ケニアのエルドットを活動拠点にしているベン・バハティ司祭が司式。アメリカやカナダの教会の援助により執り行われた。ジェィソン・バーデンもゲスト講演者としてクルセイドに参加した。


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