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Kakuma News Reflector 日本語版

カクマ難民キャンプの難民によるフリープレス
翻訳:難民自立支援ネットワークREN
著作権:REN(無断引用転載禁)

2009年3-4月号 ソマリア人のカクマ移転計画、変更される

2009年08月16日 | 最新ニュース
【写真】自発的にやってきて、警察署の外で待つソマリア人

ダダーブ・キャンプからカクマ・キャンプに移転する計画は、政府が新しいキャンプをノースイースタン州に作る事に同意し、変更された。

先月、UNHCRはケニアの北西にあるダダーブ・キャンプから、5万人のソマリア人の難民をカクマ・キャンプに移転する計画を発表した。今月には1万人の難民が、新たに到着する予定だった。しかし予想された新たな参入者は、まだカクマに降り立っておらず、難民達は不思議に思っている。

カクマ・キャンプのマネージャー、ウィリアム・レナレモ氏によると、ケニア政府と、受け入れ側であるノースイースタン州のコミュニティー、UNHCRは、難民の定住地をノースイースタン州に変更する事で契約した。5万人のソマリア難民のほとんどは、カクマではなくこの新しいキャンプに定住する事になる。

レナレモ氏によると、財政的理由がこの契約の主な理由だと言う。「これらの難民を移転させるための充分な資金がないのだ。カクマは距離的に遠く、移送費がかかり過ぎる」

とは言え、多くの難民はカクマ・キャンプに移転させられるようだ。1万~1万5,000人のソマリア人難民がカクマに移転する予定だ。しかし、時期はまだ不明であると、レナレモ氏は言う。

ソマリア人コミュニティーのリーダー達は、移転プロセスの最新情報を得ていないし、準備が進行しているのかどうかも不明であると言う。ソマリア人の総代表も「ソマリア人が移転してくるかどうかも、私にはわからない」と言う。

情報不足にもかかわらず、難民達は現場の状況をみて、独自の結論に達した。支援機関がカクマ3の受付センターで、新たな到着者を受け入れる通例の準備をしていないのを見て、この移転は取りやめになったという結論に達した。これは1か月前のことであり、移転計画については、もはや「うわさ」にも上らなくなった。

移転計画はダダーブ・jキャンプの過密状態を解消する意図があったのだが、現在ダバーブ・キャンプは、収容可能人数の3倍の住人を抱えて運営されている。


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