ろごするーむ

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説教「永遠の福音」黙14:6-7

2008-01-15 18:20:31 | 主日以外の説教
「永遠の福音」

ヨハネの黙示録14章6節には、天使は地上に住む人々、あらゆる国民、種族、言葉の違う民、民族に告げ知らせるために、『永遠の福音』を携えて来たとあります。そして大声で告げるのです。「神を畏れ、その栄光をたたえなさい。」神からの声は黙していないのです。神の使いの声『永遠の福音』は、くまなく全世界に響き渡るのです。
その福音の内容とは何でしょうか。御言葉は「神の裁きの時が来たからである」と言います。福音は一方で裁きのメッセージでもあります。何が裁かれるのでしょうか。
当時の教会は激しい迫害の中にありました。神の民は苦しんでいるのです。ローマ皇帝は、皇帝をこそ礼拝しろと強要するのです。皇帝こそ礼拝されるべきであるというのです。そしてこの皇帝礼拝を拒んだキリスト者たちを激しく迫害したのです。神の裁きとは、心から神を礼拝するキリスト者たち、苦しんでいるキリスト者たちをただしく裁いて下さる裁きなのです。神の裁きとは、非常に恐ろしく思われるかもしれません。しかし、この裁き主は、私たちのために命をも差し出して下さった救い主でもあるのです。
 キリストの裁きとは、私たちをビクビク脅えさせて、神に従わせようとするものではありません。神は義しい裁きを行って、私たちを脅かす闇の力、悪の力から、私たちを全く解き放って下さるのです。ですから裁きは私たちの福音となるのです。それと同時に、私たちの生き方が問われているのです。
 天使のみ告げは、更にこのように続きます。「天と地、海と水の源を創造した方を礼拝しなさい。」皇帝ではない、つまりこの世のものではなく、創造主であり、真の神である方をこそ礼拝するようにと招いているのです。すべての造られたものが、神への礼拝へと招かれているのです。

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