ろごするーむ

聖書のみことば と 祈り
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今日の祈り23(主の降誕)

2006-12-25 08:29:01 | 今日の祈り
言のうちにあるいのち 世を照らすまことの光
聖なる神の御子イエス・キリスト。
あなたのご降誕を祝うこの朝、もはや暗闇は過ぎ去り、大地の上にそして私たちのこころに、あなたからのあたらしい光が差しています。
暗闇に歩む民は大いなる光を見、死の陰の地に住む者の上に光が輝いた。
父、子、聖霊にいますただ一方なる神が、とこしえに讃えられますように。
アーメン

「降誕」ルカ2:1-20(クリスマス説教)

2006-12-16 05:33:56 | クリスマス説教
【聖書箇所 ■旧約聖書イザヤ書8:23-9:6 ■新約聖書ルカによる福音書2:1-20】

「皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。」今日の御言葉はそのように主の降誕の記事を始めています。ローマの皇帝アウグストは、100年にもわたる争いを終わらせます。人々は彼によってもたらされた平和を喜び、その業を称えて、皇帝こそが「全世界の救い主」だとあがめます。しかし、そういう皇帝アウグストこそ主であると思っていた人々に、アウグストの与えた平和こそ、まことの平和だと思っていた人々に、いや違うと叫ぶかのように、天使は告げます。「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」「この方こそ」、キリストこそ主である。

皇帝アウグストの力とは何でしょうか。それは、わたしたちの理解できる価値観、わたしたちの納得できる現実味のある平安です。私たちは、自分で何とか出来ると思っている。人々がローマ皇帝の力を喜んだように、もし自分では無理だとしても、この世の手段や方法によっていくらでも何とかなると思う。しかしそういう人間に、そうではないんだと聖書は言います。
夜の闇は、人間がどんなに明るいライトをもってきて照らしたとしても、必ずやってくるように、人間がどうにかしようと思っても、何ともすることが出来なかった闇、それが私たちの内側深くにある闇の姿です。
私たちはアウグストの平和、この世の力や権力、何より手近な自分の力や努力がすべてだと思っていた。ところが、私たちがそれらすべてを用いてみても、どうしても追い払うことの出来なかった闇、どうしても抜け出すことの出来なかった死の影の地があった。しかしその只中にある私たちの為に救いの御手がのばされた。
闇の中を歩む民、死の影の地に住む者の上に光が輝いた。「あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」この、小さく、弱く、何の力もないと思われる飼い葉桶の御子が私たちへの「しるし」とされました。自分ではどうすることもできない闇がある。しかし飼い葉桶の主イエスを見るとき、すべてを差し出して眠る御子イエスは、すべてを委ねることを私たちに示しておられます。御父に信頼するしか方法がない。無力さの中でなお神に信頼する。そこにこそ本当の平安があるんだということを示しているのです。
私たちはこの世界に生きている。それは変わらない事実です。ベツレヘムの飼い葉桶は私たちの置かれている状況そのものかもしれません。しかし、このクリスマスの御言葉のどこにも、一言すらそれを嘆き悲しむ言葉は語られません。それどころか、貧しいベツレヘムの馬小屋には天からの平安と主の栄光が輝いているのです。

私たちはクリスマスのこの時、自らを省みます。その時に見えてくるものは、今日読まれた預言者イザヤの書のように、逃れるすべのない私たちの現実かもしれません。または、皇帝アウグストの力、この世の力にすがりきった自分の姿かもしれません。
しかし「闇の中を歩む民は大いなる光を見た。死の影の地に住む者の上に光が輝いた。」主がそういう私たちをお見捨てにならなかった。私たちを見捨てないばかりか、ご自身の独り子イエス・キリストを見捨て、十字架にわたしたちの罪の贖いとするために、クリスマス、ベツレヘムの飼い葉桶に主イエスは眠っておられる。
クリスマス。それは私たちを美しく飾りつけて迎えるのではありません。私たちを装っているものを一つ一つ取り去っていく。本当の自分の姿を省みるのです。
そのとき、この主、このひとりのみどりごにしか望みが無いことを思い切り知らされるのです。御使いの告げる平和こそまことの平和であることを知るのです。そして、万軍の主の熱意が、万軍の主の熱心がこれを私たちのために成し遂げて下さる。御父のみこころにすべてを委ねるのです。ひとりのみどりごが、あなたのために生まれた。救い主が、あなたのために生まれた。わたしたちの心に、いま、このクリスマスの時、御子イエスをこそ、私たちの主、まことの平和の君と、迎えたいのです。




今日の祈り22

2006-12-15 14:37:21 | 今日の祈り
「天の父よ」
私たちはとても あなたの聖なる御名をそう呼ぶに相応しくありません。 
私たちの中に、どれほどあなたへの愛が、あなたへの祈りが、
あなたへの讃美が、あなたへの感謝が、あなたを求める思いがあるでしょうか。

それでもあなたは、独り子を世に遣わし、私たちを愛して「わたしの子よ」と
呼んで下さいました。

あぁ 神よ。 わたしたちはあなたの愛にどう応えたら良いのでしょうか。
「父よ」そう呼ぶようにと招かれた私たちは
どんな言葉をもってあなたへの感謝が歌いつくせるでしょうか。

「天の父よ」そう呼ぶ私たちをあわれんで下さい。アーメン





今日の祈り21

2006-12-14 05:35:43 | 今日の祈り
聖なる父。
あなたは飼い葉おけに眠る乳飲み子を、私たちの為のしるしとされました。
私たちは、私たちの考えうる常識と、私たちの理解できる価値観にとらわれて、
あなたの聖なる御旨と最善の方法を遠ざけたことを懺悔します。
アーメン

今日の祈り20(待降節第二主日)

2006-12-09 20:30:48 | 今日の祈り
すべてのものの造り主。父、子、聖霊にいます唯一の神。
あなたは主の道を備え、悔い改めをのべ伝えるために、荒野に呼ぶ声、あなたの僕ヨハネをお遣わしになりました。
悔い改めへと叫ぶ声を聞いて、自らを省み、罪を捨てる力をわたしたちにお与え下さい。主のご降誕を待ち望み、私たちの内なる備えをなさしめて下さい。

愛の源にいます神よ。わたしたちの住む街は、色とりどりのイルミネーションに彩られ、メリークリスマスの文字は安売りの広告のように溢れています。
しかし、その只中に、救い主のご降誕がないのです。子供達は痛み、大人もまた病み、疲れ、生きる望みを失っているのです。
「地を見渡せば、苦難と闇、暗黒と苦悩、この地で彼らは苦しみ、飢えてさ迷う。」預言者イザヤのことばが今も響きます。しかし御言葉は「死の影の地に住む者の上に、光が輝いた。」と告げております。
どうかまことのクリスマスの喜びを、生きる希みを、この地に歩むすべての者の心にお与え下さい。

聖霊なる神よ、主のからだなる教会をかえりみ、荒野に呼ばわる声として、委ねられた使命を全うさせて下さい。
待降節のこの時、洗礼のために備える者を豊かに祝福して下さい。神の家族を恵み、いま私たちそれぞれが心に覚える愛する者。特に、病いや悲しみ、様々な困難を覚える者に傍近くいて平安をお与え下さい。また、新しい一回りの週の、私たちの歩みを祝福し力づけて下さい。

いま私達は、御言葉を待ち望み、聖霊の助けを求めます。どうか、あなたの光をもって御言葉を照らし、私たちのこころに豊かに宿らせて下さい。私たちの主。イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン

今日の祈り19

2006-12-08 23:23:36 | 今日の祈り
クリスマスが与えられた。

神に栄光がありますように。

クリスマスの喜びが天から降ってきた。

私たちは御子を迎えます。

いまここにクリスマスの喜びがある。

神に栄光がありますように。

すべての造られた者よ、主を称えよ。
すべての民よこの喜びを歌え。

神が讃美されるように。アーメン


今日の祈り18

2006-12-04 22:55:25 | 今日の祈り
独り子を世に賜う愛の父。
御子の降誕を待ち望む今日、私たちはこころ深くに
湧き上がる喜びと感謝を抱いて あなたへの讃美を歌います。
もう私は一人ではないと、あなたがご自身の独り子を世に贈られた
その事実によって気づいたのです。
あなたの御子が、私たちと共にいてくださると知ったのです。
そうです。ほかならないあなたご自身が私たちと共にいてくださるお方であると
わたしたちは知ったのです。
アーメン

今日の祈り17(待降節第一主日)

2006-12-02 19:28:39 | 今日の祈り
光なるキリスト 
寒く冷えきった夜空に 数知れない星が美しく輝きます。
待降節のこの日 
暗闇にたたずむ私たちは 
絶えることのない まことの光 
世々に聖徒たちの希望であった
独り子イエス・キリストの まことの光を待ち望みます。
主よ あなたは私のただ一つの望み
私の道の光です。 アーメン


待降節の馬小屋を出しました★

2006-12-01 17:33:20 | Weblog
 いよいよ待降節(【別名:アドベント】イエス様の降誕を祝うクリスマスの4度前の日曜日から始まるクリスマスまでの4週間。文字通り降誕を待つ「待降節」。)です。
 我家にもクリスマスの馬小屋を出しました。正確にはイエス様の降誕シーンに馬はいないので、馬小屋でなくて家畜小屋なのですが、ずっと日本では「馬小屋」と言ってきました。
 玄関には今年はグリーンのリースに松ぼっくりと真っ赤なリボンを結んだだけのシンプルなリースを飾りました。
 クリスマスカードもいよいよ書き始めました。今年は300枚くらいになると思うのですが、書ききれるかどうか・・・。