高知県出身の自分にとっては慣れ親しんだ地元の山である。
登山に興味のない若者同士でも鎖場を面白がってハイキング気分で行く。富士山のような山かもしれないが、 神社本教のある西条市では様子は異なり「いのちの源、お山へいこう」 と、心願成就を願う ご信仰の山であります。
高知県側からはスカイライン利用の土小屋コース
愛媛県側からはロープウェー利用の成就社コースが便利
堂ガ森~二ノ森コースは特筆すべき大展望のパノラマコースで最高の山行となる
信仰の伝統は7月1日、女人禁制にはじまる10日間の山開きに集約される。全国各地から白装束の信者が集まり、ホラ貝の響きとともに念仏を唱えながら、山頂直下の鎖場をよじ登る。
この日もかなり高齢の女性が、多勢の人に両脇を抱えられながら 頂上を目指している真剣なお姿を目にしました。
近づくにつれ山容を表わす、岩峰
常に姿を表わす女性的な山容の瓶ヶ森・・。美しい。
信仰の歴史は古く、由緒では役行者によって開山されたとある。役行者は13歳で大和葛城山で修行を始め、熊野、大峰、笠置、羽黒、、生駒、を経て52歳の時伊予石鎚山を開山。その後66歳の頃伊豆島に流された後も富士山、熱海と開き、68歳、還流より還り天皇国司となったのち、山城愛宕山に祈宣、この年ご入寂されている。
3の鎖を抜けると弥山頂上直下に飛び出す、天を突く天狗岩の岩峰が目に入る
バリエーションルートとなっている天狗岩への道、しょっぱなから垂直の鎖の降下となているのは「出来れば行って欲しくないのです」という神社側の意志の表われであろう。 確かに天狗岩手前に一箇所、悪天候なら引き返す岩場のトラバースがある。
山そのものを神(ご神体)として仰ぎ登拝する教えのなかに、修禊、修行、鎮魂と3つの教えの体得をあげています。山容の異彩は四国の山の中では突出していて、頂上一帯は草木一本生えない大巌峰で山の語源も「石の神」にあるという。山頂直下、鎖を使ってそれこそ、よじ登る「鎖禅定」は
170メートルも続き、「一の鎖」はご神体と言われます。
3の鎖入り口
頂上直下に抜ける3の鎖
中世から近世にかけては、前神寺と横峯寺が信仰を広めるため先達や信者を組織化したが、ご多分に漏れず両者のいざこざが続く。明治の神仏分離政策で、石鎚山は石鎚神社が管理するようになり、新たに石鎚本教を設立した。
最高峰・天狗岩(標高1982M)
天狗岩から眺めた弥山頂上(標高1974M)、こちらから眺めても険しい山容だ
婦人登拝について、
古来女人禁制でしたが時の流れと共にその風習も緩和され、現在は夏季大祭中、7月1日には三体の御神像が頂上社へと御動座となり、まさに勇山となるため、ご婦人の登拝は遠慮頂いております。(※成就社より頂上社までの登拝道は、神社の私有地となっている)
ご神域となっている頂上社両部鳥居・身震いする厳かさがあります。荘厳です。出来れば人間を近づけないで!
富士山はもとより、立山、御岳、白山室堂も・・・・。ご神体山の山頂に宿舎を立てたり、観光目的の人にお札を売ったりすることを規制するのが先決のような気がします。 男なら遊び目的でもOKなのに、女性と言うだけでダメというのは説得力に欠けます。ご神体山は麓から遥拝するだけで充分なのでは?山頂に祠も鳥居も要りません、磐座があってそこに山が存在するだけで充分です。
石鎚と並ぶ人気の山・標高1897Mの瓶ヶ森
瓶ヶ森林道から眺めた石鎚山に沈む夕日、場所によって構図が異なり、待ち構えるカメラマンの数も多いと聞く。一番良いのは瓶ヶ森山頂から眺める夕日です
登山に興味のない若者同士でも鎖場を面白がってハイキング気分で行く。富士山のような山かもしれないが、 神社本教のある西条市では様子は異なり「いのちの源、お山へいこう」 と、心願成就を願う ご信仰の山であります。
高知県側からはスカイライン利用の土小屋コース
愛媛県側からはロープウェー利用の成就社コースが便利
堂ガ森~二ノ森コースは特筆すべき大展望のパノラマコースで最高の山行となる
信仰の伝統は7月1日、女人禁制にはじまる10日間の山開きに集約される。全国各地から白装束の信者が集まり、ホラ貝の響きとともに念仏を唱えながら、山頂直下の鎖場をよじ登る。
この日もかなり高齢の女性が、多勢の人に両脇を抱えられながら 頂上を目指している真剣なお姿を目にしました。
近づくにつれ山容を表わす、岩峰
常に姿を表わす女性的な山容の瓶ヶ森・・。美しい。
信仰の歴史は古く、由緒では役行者によって開山されたとある。役行者は13歳で大和葛城山で修行を始め、熊野、大峰、笠置、羽黒、、生駒、を経て52歳の時伊予石鎚山を開山。その後66歳の頃伊豆島に流された後も富士山、熱海と開き、68歳、還流より還り天皇国司となったのち、山城愛宕山に祈宣、この年ご入寂されている。
3の鎖を抜けると弥山頂上直下に飛び出す、天を突く天狗岩の岩峰が目に入る
バリエーションルートとなっている天狗岩への道、しょっぱなから垂直の鎖の降下となているのは「出来れば行って欲しくないのです」という神社側の意志の表われであろう。 確かに天狗岩手前に一箇所、悪天候なら引き返す岩場のトラバースがある。
山そのものを神(ご神体)として仰ぎ登拝する教えのなかに、修禊、修行、鎮魂と3つの教えの体得をあげています。山容の異彩は四国の山の中では突出していて、頂上一帯は草木一本生えない大巌峰で山の語源も「石の神」にあるという。山頂直下、鎖を使ってそれこそ、よじ登る「鎖禅定」は
170メートルも続き、「一の鎖」はご神体と言われます。
3の鎖入り口
頂上直下に抜ける3の鎖
中世から近世にかけては、前神寺と横峯寺が信仰を広めるため先達や信者を組織化したが、ご多分に漏れず両者のいざこざが続く。明治の神仏分離政策で、石鎚山は石鎚神社が管理するようになり、新たに石鎚本教を設立した。
最高峰・天狗岩(標高1982M)
天狗岩から眺めた弥山頂上(標高1974M)、こちらから眺めても険しい山容だ
婦人登拝について、
古来女人禁制でしたが時の流れと共にその風習も緩和され、現在は夏季大祭中、7月1日には三体の御神像が頂上社へと御動座となり、まさに勇山となるため、ご婦人の登拝は遠慮頂いております。(※成就社より頂上社までの登拝道は、神社の私有地となっている)
ご神域となっている頂上社両部鳥居・身震いする厳かさがあります。荘厳です。出来れば人間を近づけないで!
富士山はもとより、立山、御岳、白山室堂も・・・・。ご神体山の山頂に宿舎を立てたり、観光目的の人にお札を売ったりすることを規制するのが先決のような気がします。 男なら遊び目的でもOKなのに、女性と言うだけでダメというのは説得力に欠けます。ご神体山は麓から遥拝するだけで充分なのでは?山頂に祠も鳥居も要りません、磐座があってそこに山が存在するだけで充分です。
石鎚と並ぶ人気の山・標高1897Mの瓶ヶ森
瓶ヶ森林道から眺めた石鎚山に沈む夕日、場所によって構図が異なり、待ち構えるカメラマンの数も多いと聞く。一番良いのは瓶ヶ森山頂から眺める夕日です