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熊野大社
快晴の5月27日、門前に置かれた申込み書に記帳して、朝9時30分から本殿前で本日の予定や注意ののち、 御祓いを受けてご祈祷、榊奉納の代表者は毎年参加されている御年89才の氏子男性だったが、見かけはどうみても60代に見える姿勢の美しい矍鑠とした方。その後各自自家用車を乗り合って天狗山登山口まで行く。
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登山道への入り口
天狗山は神社の南方3キロ、意宇川の源流にある。神社の先を左に入り小さな集落の続く舗装された林道を小川に沿って行き、やがて舗装はなくなり 小さな橋を渡って山あいに進む。どこまで入れるか知らなかったので 随分手前の駐車場にとめたが、林道を20分くらい余分にのんびり歩けて気持ちが良かった。登山口からは沢の音が聞こえる樹林帯の九十九折の急登りが続くが時間にして磐座まで3~40分ほど、磐座前は左手が広々とした斜面になっていて、上方に斎場と書かれた立て札があり、さらに上には磐座と書かれた立て札が立っていて その上部正面には元宮のお社が祀られている。
登山姿の宮司さんが正装にお着替えをされてから、磐座前の大きな石を積んだ祭壇の前で厳粛な祭祀がとりおこなわれた。※式典や磐座の写真は恐れ多くて載せられない※
その後昼食のため頂上に向かうが、ここからは木々に囲まれた歩きやすい道で、10分足らずで頂上に到着、標高610メートル、この辺りでは最も高い山で、見晴らしは熊野大神の国見の山にふさわしく、松江市はもとより、美保関や出雲大社まで一大パノラマが展望できる。信仰の山ではあるが、同時に近年、森林浴を楽しむために登山するものが多いらしい。頂上ではお神酒が振舞われた。
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天狗山頂上:参加者の中には子供たちが8名ほど。
私は元の磐座に下りて休憩したが、天気が良く、とりわけ暑い一日だったにも関わらず、斎場のあたりは風の通り道になっているのか さわやかな風が吹き抜けて 涼しさと 神さまの霊気を頂いた心地良さで心底満足させて頂いた一日だった。
帰りも各自だったが、神社では茶菓の接待をして下さった。今回の参加者は50名ほど、例年4~50名だが、10年位前は100名ほどいたらしい。斎場での写真撮影も磐座まで上がって行く人にも 宮司さんは「 どうぞいいですよ・・・。」今日は元宮祭ですから・・・。と 写真撮影どころか入山自体に緊張していた私は すっかり おおらかな熊野の神さまのファンになってしまった。
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元来 神さまは男女問わずとてもおおらかで自由な方々らしいです・・・。そういえば行く先々で結婚されて、誕生しているお子様の数は驚くほど多い。
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帰路、大山の不思議な雲