マンデーの日記

Whatever Will Be, Will Be.

2012-04-20 19:34:56

2012-04-22 | 旅行
福島県三春の滝桜を見に来ました。
まだ蕾でした。(byスマホ)

毎年恒例のマンデークラブのお花見、今年は福島県に行って来ました。

1泊のバスツァーは仙台駅を7時半出発。


最初の目的地は百花繚乱に季節の花々が咲き乱れる‘花見山’でした。
写真家の故秋山庄太郎氏が『福島に桃源郷あり』と毎年訪れた場所だそうです。
広大な敷地に四季折々の花々が咲き誇り、特にサクラとハナモモの咲く今の時期が素晴らしく、全国各地からの観光客で賑わっていました。

数年前に来た時は山の上まで登れましたが、あまり土を踏み固められ過ぎると花が咲かなくなるので、これからの3年間は上までの入山を規制するそうです。
30分、40分、60分コースの見学コースがありますので、時間があればゆっくり60分コースを廻るのも良いかもしれません。
私達はバスの都合上40分コースを廻りました。



二本松にある霞ヶ城公園は初代二本松藩主が築いた城で、戊辰戦争では激しい攻防が繰り広げられたお城で、二本松の菊人形が開催される場所でもあります。
ここもまだ蕾でした。

昼食後は‘三春の滝桜’へ
事前に添乗員さんから、まだ咲いていないと聞かされていましたが、駐車場は観光バスやマイカーでいっぱい。

日本三大桜に数えらる‘三春の滝桜’は大正11年に桜の木として初めて天然記念物に指定された名木で、樹齢は1000年以上と推定されています。
種類はエドヒガン系ベニシダレザクラ、高さ13.5メートル、根廻り11.3メートルです。
ちなみに日本三大桜とは岐阜県根尾谷淡墨桜、山梨県山高神代桜と三春の滝桜の事です。
以前訪れた時は満開の滝桜を見る事が出来ましたが残念でした。

その後は宿泊地会津高原・リゾートイン大鞍へ
宿はスキー場のゲレンデ前の静かなリゾート地にあります。
冬の間スキー客で賑わったであろうホテルは、ツァー客の私達だけ。
バイキングも客室もツァー値段を考えれば100点満点のホテルでした。
  ≪バス走行距離285キロ≫


翌日は気温が少々低めに感じられましたが、快晴。


最初の目的地‘塔のへつり’に行きました。
大川が百万年の歳月をかけて、浸食と風化を繰り返し出来た見事な景観です。
ここは紅葉が見事な場所で、この辺に詳しい妹から茅葺の駅舎とすぐ傍の満開の桜が何とも綺麗なんだと聞きましたが会津の桜はまだまだでした。


山間にひっそりたたずむ‘大内宿‘は江戸時代の宿場を今に残す、全国でも数少ない茅葺屋根の集落です。
テレビで紹介されてから全国的に有名になり、福島県人気の観光地の一つです。

昔、近所や友人宅に茅葺の家はたくさんありました。
玄関を入った土間の正面が台所で、左側に広い居間があって3間続いて座敷の部屋がありました。
裏の部屋には荷物や食料品が置いてあるのが定番で、大内宿の茅葺の家と重なります。

茅葺屋根を維持するのは大変で、トタンの屋根を希望する家もあるそうですが、トタンから茅葺の屋根に代える家も又あるんだそうです。
家々の道路に面した軒先に店を出しています。
売り子さん達も老若男女もんぺや個性的な服装で方言で「お茶っこ飲んでいがいん」とニコニコ笑顔で話しかけてくれます。
買わなくても嫌な顔一つせず気持ちの良い宿場町でした。
公的な援助もないうえにメンテナンスが大変な茅葺屋根の家々。懐かしくて美しい景観を維持し続けて欲しいです。

会津漆器工房で漆器が出来るまでの説明を受け販売会場へ。
目を見張るような高級漆器の数々。
ン十万円の見事な漆器が並んでいました。
たった1万円のツァーに参加した私達、ン十万円の漆器を買えるはずもなく…


来年のNHK大河ドラマは、日本唯一の赤瓦の天守閣を持つ鶴ヶ城が舞台の『八重の桜』です。
会津若松市のシンボル鶴ヶ城は、数多くの戦国大名が治めました。
幕末戊辰戦争では旧幕府派(東軍)として最後まで抵抗したため、会津が激しい戦場となりました。
悲劇として有名な「白虎隊」はこの戊辰戦争でのエピソードです。

満開だったらどんなにか見事な桜の名所だった事でしょう。
後もうほんのちょっと早かった。

喜多方らーめん工場見学⇒上杉城址⇒高畠ワイナリー見学後帰路。

今朝の新聞の一面に2011年福島原発事故の影響で激減した、会津地方や松島への修学旅行が今年は回復し倍増、とありました。
福島県は果物王国。宮城県の私から見ても宮城よりも観光名所がたくさんあります。

今回のツァーは1万円の超格安ツァー。花見山以外は花より団子のマンデーさんでしたが、大満足。

≪2日目のバス走行距離260キロ≫