Do you climb?

山とキノコとたまにネコ。

2017.12.10 七宝山系で入隊式?

2017年12月13日 | 香川県の山




高屋神社の駐車場から最初に登る稲積山を眺める

うららかに晴れた日曜日、お誘い頂き香川の七宝連山の里山ツアーに参加
弘法大師の七つの宝が名前の由来とか?
駐車場には高知県からのツアーのバスが2台も停まっていてびっくり!






   

むらくもさんやピオーネさんのHPで何度か拝見していた
稲積山にある高屋神社のすごそうな石段からスタートかと思ったら
横にある道を下って行き住宅街の方へ行くんだって!






   

稲積山を見上げながら南側をぐるりと回り込む



やっぱりため池が多い香川県 池をのぞいてみると
亀が浮いていた?と思ったけれど違うかな?ブイのようなものだったかも?
右側の青々とした葉っぱはブロッコリーだとピオーネさんが教えてくれた。






ここから稲積山の高屋登山口へ








本日のガイドはむらくもさん
サクサクと歩いて行かれて皆は少し遅れ気味





   

竹林があったりモノレールがあったり




なにかの実があった。名前が出て来ずなんだっけ?と思っていたら
お花に詳しいkeitannさんがすかさず教えてくれる!
ヤブラン







アンジーも行ったり来たりしながら着いてくる
パパさんが見えなくなると引き返して確認するところがかわいい。








足元は厚く積もった落葉がたっぷりの斜面で滑りやすくて苦労する。
小春日和で温かくじんわりと汗が滲んでくる
先頭のむらくもさんはもうすでに見えなくなってあららーと思っていたら
後ろから「びすこさん!これ撮っとかないと!」と声がかかる。

かわいらしい紫色の粒はヤブムラサキだったかな?
ピントが合いにくいのよねぇ~なんて言いつつ女性3人はみんなで写真撮影。



   

今度は「シマカンギクが咲いて待っててくれているわよ!撮ってあげて!」
右の写真の青い実は「中にアンモナイトが入っているのよ」と教えて頂いた。
実を剥いで見せてくれたのだけど・・・小さい小さいタネは老眼でぼやけて見えない(涙
「じゃあ持って帰ってじっくりと見てみて!」と二粒ほど手渡して頂いた。


   

これが帰宅後マクロで撮った写真 確かにアンモナイトだわー!
おもしろーい! 
名前だけじゃなくて特徴を分かり易く、興味深く教えてくれるので
とても愉しくて勉強になる。
何かの実を見つけても割ってみようとか?と思う事はないので
これは教えて貰わなければきっと知ることは無かった
アンモナイトみたいなタネを持つアオツヅラフジ。


   

近眼なので、山でメガネだと汗が滴って煩わしくコンタクトレンズを使っている。
でもコンタクトだと老眼が酷くなって細かいものがあまり見えない。
メガネだとそんな事は無いのが不思議。






展望が開けた!見える山を丁寧に教えてくれる。
まず、瀬戸内側から四国山脈を眺めた事があまりないのでサッパリ分からない。








ズームで 右の方の特徴のある山容が徳島県の烏帽子山
写真は撮れなかったけれど昨日登った中津山も見えていた!すごいねー!
瀬戸内側からだとこんなにも山並みが見えるなんて!






   

展望を楽しんで少し進むと高屋神社の石段の下に出てきた!
ずっとガイドさんの案内で歩いてきてここに来てやっと
辿った道のりが頭にすんなり入ってきた。
ピオーネさんがとても楽しそうに「今日のメインやで~」と言う。






ああ!この石段!何度か写真で見たやつ!







後ろを振り返ると素晴らしい眺め
あれ?いつの間にかシマチマおいちゃんが
頭にタオルを巻いていつものチマチマ隊長になっている(笑







石段を登り切って稲積山の高屋神社に到着!
男性陣はとてもスムーズにスマートにお参りをされていた。

家の裏山の神社にはお参りの仕方を書いてくれているので
初詣の時はそれを見てやっている。
なので作法がサッパリ身についてなく恥ずかしく思った。




   

境内には白いサザンカが花盛り








高知からのツアーの方々が下られていき
東屋が空いたのでそこで休憩することに

これもまた女性陣からスムーズにスマートにフルーツが登場する。
すごいなぁ。見習わなければ。

美味しい果物を頂いていると突然むらくもさんが破顔した。
神社の方からやって来られた方がお知り合いだったようで
にこやかに会話されていた。

なーんと!
現れたのは佐々連さん!これでチマチマ隊が全員集合
なんという僥倖!
これはもう念願のチマチマ隊に入るのを
高屋神社の神様に認められたに違いない!と確信した。
お参りしてないけどね

高屋神社は稲積神社とも呼ばれる稲の神様なんだって。



   

佐々連さんはトレーニングに来られたそうで
高屋神社から引き返すそうなのでご一緒できることになった。






   

高屋神社脇の車道を下って行くと左手に岩場があって
とても眺めが素晴らしいのだとピオーネさんが教えてくれたので行ってみる





   

磐座(いわくら)と言う神代より聖なる特別な斎場なんだって。
ほほーぅ!荘内半島の先端まで一望!

もっと眺めて居たかったけれど皆さん先に行かれているし
また同じ景色をこの先で見ることができますよと教えて下さったので先へ




   

七宝山下山口の標識ってなんだかおかしいでしょ?と言われてみると
ホントに下山口って書いてある。珍しい。
しばらく行くと今度はご神水があるんだって!
「高屋神社の不老長寿の神水」の案内板に従って左手へ

不老長寿ならぜひむらくもさんが飲まないと。と言ってみたら
「あれを飲むのは勇気が要る」とか「便秘の人には薬になるかも?」とか
返事が返ってきた。えー神の水でしょー?ありがたいお水でしょー?
と思いつつ割とすぐに辿り着いてさっきの返答の謎が解けた。

   

めっちゃ乳白色だし。
でも脇にはひしゃくも置いてあった。誰か飲んどるんちゃうん?




   

引き返して先へと進む






   

七宝山 不動の滝 稲積山 の分岐標識
不動の滝へは行かず七宝山方面へ








本日の一等三角点:高野山 444.2m
うちの長老、香川の2座目を制覇!




   

山名坂は上之山になっていて、横には給水タンクがあったりして
縦走路の途中で山って感じは全くしなかった。






   

ダンコウバイの黄葉を眺めたりサンショウを教えて貰ったり
ピオーネさんとkeitannさんの掛け合いがとても楽しく笑ってしまう。
初めてお会いしたkeitannさんは鋭いツッコミがとても冴えていてステキ







そして本日のお昼の休憩場所に到着!いい眺め~。








アンジーがめっちゃかわいいー!
持ってきたオヤツをおいしそうに食べてくれた。






   

手際よくピオーネさんとkeitannさんがお料理を作ってくれる。
里いもたっぷりの芋煮にはkeitannさんが持ってきたオリーブ牛が入った。
その横でシマチマおいちゃんとやっぱり芋煮には「ぎゅ~うよねぇ~」と言い合う。
かわいらしいキリン柄のレジャーマットがシマチマおいちゃんのザックから出てきて笑う。
アンジーがニオイに釣られてウロウロする。

   

むらくもさんはお餅を焼いてくれて
ウロウロと落ち着かないアンジー
佐々連さんが食べているのをロックオン
目の前に座ってじーっと佐々連さんを見つめている
見かねたアンジーパパさんが
骨型のおやつを出してやる。
でもあっという間に完食するアンジー(笑
次はアンジーパパさんの前で座り込んでじーっと見ている。あはは かわいい。

お山であったかい具だくさんの芋煮がしあわせ~とってもおいしー!
たくさんあるからとおかわりも頂いてお腹いっぱい!

景色も素晴らしくて、その上ぜんざいまである!
ふぅー満腹!おいしすぎて食べ過ぎた。
ごちそうさまでした!

むらくもさんとピオーネさんの段取りの良さに感激。
とてもスムーズであっという間に出来上がった。




   

撤収も早かった。すごいなぁ。
次に高知の山で同じようにお持て成しできる自信が全くない!
どうしよう・・・。








七宝山系の最高地点 つず 449m






   

お腹がいっぱいでアップダウンが苦しい 七宝山 445mを通過





     

少し登って下りに差し掛かると目の前に瀬戸の海が見えた!
海を見ながら急斜面を下ると巻道があったと教えてくれた。
でもどっちもそんなに変わらないんだって。





   

愉しく色づいた葉っぱはハゼかな?








パラグライダー場に到着!








ここから海に向かってテイクオフする?!怖そう。
「本当はもっと青い海の景色を見てもらいたかった」と
おっしゃっていただいたけれど、これはこれで充分にステキ
左手のほうには雲間から光が差し込んで美しかった








しばらく景色を眺めてこの先で佐々連さんとお別れ。
佐々連さんは真っ直ぐ進んで、私たちは左手へ






   

さああとは下るだけ。だそう






   

緩やかに下ってコンクリ舗装された農道に出た。
両脇にはたわわに実った曽保のみかんおいしそー!






   

ミカン畑の向こうには海 猪が多いみたいで所々に罠があった。








これぞ瀬戸内の景色!みかんの段々畑に瀬戸内海に浮かぶ島






   

サネカズラと野生化した小ぶりだけどたわわなキウイ






   

ノブドウとつやつやの黒い実はトキリマメかな?

後ろから来たシマチマおいちゃんに聞いてみたら
「そんなん俺に聞くなー」「後ろのお姉さんに聞けー!」と言われた。
シマチマおいちゃんはお会いしてみてやっぱりイメージ通りのおもろい人だった。
でも、ネットでは見せない一面を垣間見ることが出来たのが良かった。




   

ロウバイのやわらかい香りをかいで 迷いそうな路地裏を抜けていく





   

駐車場が見えてくるとポツっと雨粒がひとつふたつ。
お天気が持ってくれて良かった!
いつのまにかむらくもさんがミカン箱を抱えて歩いてきて
駐車場にある東屋でティータイム。
おいしいコーヒーを入れて貰っておやつも頂いた。
keitannさんが魔法のように次々と出してくれる。

アンジーパパさんには朝、焼きたてのパンを頂いた
たっぷりの芋煮で出番がなく帰宅後になってしまったけれど
とてもおいしかった!

みなさんお世話になりました!とても楽しかったです。
次はぜひ高知の山にいらして下さい。
むらくもさんとピオーネさんの様な素晴らしいおもてなしはできませんけれど。


ありがとうございました!


距離 9.5km 沿面距離 9.7km 時間 5:16
累積標高差 + 734m / - 729m



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アンジーパパさんもお疲れさまでした。 (bisco)
2017-12-16 20:21:48
むらくもさんにいろんな脇道も教えて貰えましたね!
いろんな道を辿ってみるのもおもしろそうです。

飯野山へまた伺う時にはまたよろしくお願いします。
隠れルート!素敵ですね!
前回はあまり時間が無く見どころも訪ねることが出来なかったので
また伺いたいなぁと思っています。もちろん土も運びますよ!
返信する
アップお疲れ様でした (アンジーパパ)
2017-12-15 22:46:50
biscoさん今晩は。
何回も稲積山や七宝山域は歩いているのに
むらくも隊員とPちゃんにお任せでふらふら
付いて歩かせてもらいました。
biscoさんのアップでなるほどと思いながら読ませて頂きました。

それから飯野山の道普請のお礼が言えていませんでした。遅くなりましたがありがとうございました。
もしまた来られる事が有りましたら声をかけてくださいね。
隠れルートが結構有ります。
返信する
とんでもない失礼を致しました。 (bisco)
2017-12-15 20:41:33
地元の方にとても愛されている稲積山。
それは歩いてみてとても感じました。
とっても素敵なお山でした!
ピオーネさんにご指摘されるまで名前を間違えている事に気が付きませんでした。
訂正してお詫びm(__)m申し上げます。
ピオーネさんありがとうございました。

前日に使い慣れたコンデジのレンズが結露にやられてしまったので
久しぶりにデジイチを使ったらコンデジに慣れた手にはなんとも使いずらかったです。
これから雪山ではPENTAXを使わないと、結露や低温がコワイです。
以前に一台、逝ってますからね。

なにかトラップを仕掛けて楽しんでいただけるように、迎撃態勢を練って整えておきますね!

それにしても、足が攣ったと聞いて行ってみたくなるとは・・・変態ですねぇ。
そういえば翌日、わたしのひざがおかしくなったのも犬の墓道。
くれぐれもお気をつけて下さいね!

みなさんに面白そうな本をたくさん紹介して頂いて、本の虫が騒ぎ出しました。
先日久しぶりに図書館で目についた「裏閻魔」という本を借りてみたら
これもなかなか読み易くて面白くおススメです。
年を重ねると歴史や古いもの、昔のことなどに不思議と興味がでてきますね。
学生の頃は苦手だったんですが。
返信する
素早いなー (むらくも)
2017-12-15 15:59:47
glicoさんと併せて3台のカメラを駆使してたなー。
glicoさんのは防水カメラ、biscoさんはズームにコンデジ、どんな場面でも対応できて、完璧。
一眼に思わず目がいってしまって、しばらく見とれてたわ。
お持て成しなんて考えなくていいよ。
今回は忘年会ということで年一度の特別行事、あんなことができる山なんて車道が山頂まで続いてる里山でないとできないしね。

glicoさんは楽しい。
いままで足が攣った経験がないのに、犬の墓道下りでは両足が攣ってしまったっていってましたが、これには笑ってしまった。
他人の不幸はとことん面白い。
その話を聞いて犬の墓道へいよいよいく気になりましたわ。
当初、それほどには関心がなかった木地の里、俄然興味が湧いてきました。
昔の山での生活がどんなものだったか、少し勉強してみたくなりました。
図書館へ行って、それらしい本を探したところ、何冊かありましたわ。
あまり関係ないかもわかりませんが、「クニ子おばばと山の暮らし」椎葉クニ子著なんていうのもあって、読みやすくてなおかつ面白い。
いまこれを読んでおります。
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