ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

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樋口有介『少女の時間』2019・創元推理文庫-なぜか素敵な女子が大勢出てくる小説です

2024年08月01日 | 小説を読む

 2019年のブログです

     *

 樋口有介さんの『少女の時間』(2019・創元推理文庫)を読みました。

 この本も旅先の旭川の本屋さんで買いました。

 久しぶりの有介ワールドです。

 そして、柚木草平シリーズの11冊目。

 あいかわらず、とても面白く、そして、少しもの哀しいです。

 樋口さんがめずらしく書いているあとがきに、重い内容だから、ユーもアを大切にしたい、とあるとおりですが、これは樋口さんのデビュー作から一貫している特徴だと思います。

 これこそが有介ワールドの真骨頂なのでしょう。

 今回もあらすじはあえて書きませんが、いろいろな人物が登場し、それぞれがとても魅力的です。

 そして、生きていることが少し哀しいです。

 美女も大勢登場しますが(?)、美女も美女なりに悩んでいます。

 また、面白くって、ところどころにユーモアが効いていますので、この本も電車の中で読むのは危険です。

 哀しくなったり、笑ったり、唸ったり、忙しい本です。

 旅先でも、いい本を読めて、幸せです。      (2019.7 記)

 

 


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