ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや訪問カウンセリングなどをやっています。

雨をのがれて「羊」の町(?)に行ってきました-じーじの2018北海道の旅

2024年08月09日 | ひとり旅で考える

2018年のブログです

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 昨日は朝から大雨、予報では東川は一日中、雨とのことでしたので、曇りマークの北のほうに出かけてみました。

 国道40号線を愛車タントくんで北上、まずはコマーシャルで有名になった(?)比布(ぴっぷ)町を通過。

 まもなくすると、こちらは三浦綾子さんの小説『塩狩峠』で有名な塩狩峠、タントくんのエンジンも少し苦しそう。

 そういえば、三浦さんのこの有名な小説、じーじはまだきちんと読んだことがなく、反省です。

 先日の『天平の甍』もそうですが、じーじは高校まではほとんど小説を読まなかったので、名作といわれる小説で読んでいないのが結構あります。

 残り少ない日々、大切に過ごさねば、と反省します。

 旅に出ると、なぜか内省的になり、反省の日々です。

 雨はまだまだ続いていて、士別、名寄と通過。

 だんだん運転もくたびれてきて、さてどこまで行こうか、と思案の末、美深まで行ってみることにしました。

 これが見事に正解、美深の町に入ると、雨はほとんど上がりました。

 美深は、村上春樹さんの『羊をめぐる冒険』の舞台といわれている町。

 町に入ると、あちこちに「羊」や「羊牧場」という看板があって、いかにも「羊博士」が出てきそうな雰囲気。

 「ジンギスカン鍋」という看板もあって、こころが動かされましたが、まだ運転があってビールを呑むわけにもいかず、断念。
 そこで折り返しました。

 帰りに寄った剣淵町の道の駅は絵本の里というくらいで絵本がいっぱい、焼きたてのおいしそうなパンもいっぱい。

 木造のおしゃれな建物で、じーじもなんとなく落ち着けるところでした。

 近くには温泉もあるらしく、一度、ゆっくりしたいな、と思いました。

 東川に戻ると、なんと曇り空。

 雨が降る前に露天風呂に入って就寝、夜はまた大雨となりました。     (2018.8 記)

 

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迷うこと・付き合うこと・待つこと-精神科デイケアで考える

2024年08月09日 | 心理臨床を考える

 2019年のブログです

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 先日、精神科デイケアにお邪魔した時にケース検討会があった。

 その時に、あるスタッフさんが、メンバーさんから、調子が悪いので休んでいます、と言われた時に、無理をしないで休んでね、と言うべきか、それとも、もう少しだけ頑張ってみない?と言うべきか、あるいは、他に言い方があるのか、すごく迷う、との発言があった。

 無理を重ねて病気になったメンバーさんが多いだけに、難しいところだ。

 その時はうまい話ができなかったが、ずっとそのことを考え続けている。

 今、考えていることは、スタッフさんの迷いをそのまま返してみてはどうか、ということ。

 無理をしないで休んでほしいと思うけれど、少しだけ頑張ってみることも大切かな?とも思うんだけど、迷うね、とでもお話をすればいいのかな、と思ったりする。

 いずれにしても、スタッフが、性急に結論を出してしまうと、メンバーさんはそこで考えることをやめてしまうので、スタッフは結論を保留して、結論はあくまでメンバーさんが考え、決めることが大切になりそうだ。

 それが、メンバーさんの成長や自立に繋がるのだろうと思う。

 スタッフに求められるのが、ここでもキーツさんのいう消極的能力(負の能力)になるようだ。

 考えてみれば、これはカウンセリングでも同じことだ。

 カウンセラーが、焦ることなく、早わかりをしないようにして、じっくりと、丁寧にクライエントさんに付き合うことが大切なんだろうと思う。

 つい早わかりをしてしまうく悪い癖のあるじーじには、大切なことになりそうだ。     (2019.2 記)

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 2022年5月の追記です

 拙い経験だが、わからないことに耐えることやあいまいさに耐えることの実践バージョンの一つの例のような文章かなと思う。

 経験を積み重ね、さらに考えを深めていければと思う。     (2022.5 記)

 

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