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百年に一度の政治の酷さが日本経済の危機を増幅させる

2008-12-21 20:37:28 | Political
【岸博幸のクリエイティブ国富論】
◆百年に一度の政治の酷さが日本経済の危機を増幅させる

麻生首相にはほとほと落胆させられた。官僚主導で作られた「生活防衛の
ための緊急対策」には政治の意思が示された形跡はない。このままでは、
政治が日本経済の危機を増幅させるのは必定だ。
http://web.diamond.jp/rd/m190305

米国の経済対策と比較すると、それがよく分かるのではないでしょうか。米国政府は大規模な公共事業を行うようですが、この際に老朽化したインフラを近代化して米国の競争力を高めようとしています。その他にも再生可能エネルギーなどの成長産業への政府支出(研究開発)などを行うようであり、目の前の危機への対応という観点のみならず危機後も視野に入れた戦略的な財政出動を準備しています。英国も同様に、例えば学校や医療機関へのブロードバンドの整備など、クリエイティブ産業という戦略産業の強化や公共サービスの高度化などの戦略性を持った財政出動を行おうとしています。

これらと比べると、残念ながら日本の経済対策には戦略性や目的意識が感じられません。メディアや政治家が大変だと騒ぐ派遣切り、中小企業の資金繰り、地方の困窮などにお金を出しますとしか感じられません。
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何故そうなってしまったのでしょうか。官僚主導だったからです。

自分が大臣秘書官だったときの経験から、政治家の皆さんが政治のパワーゲームでの駆け引きにご苦労されているのはよく分かるのですが、今や日本経済は非常事態に突入し、国難のときを迎えています。政治の駆け引きにかまけている余裕などないのではないでしょうか。
http://diamond.jp/series/kishi/10020/?page=2
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なぜ公明党は定額給付金の早期実施に執着したのか一度考えてみて下さい。「来年夏に都議選があるから」は正解ではありません。その正解を見つけたら、いかに政治が経済と財政を悪くしているかが実感できると思います。

財界の一部の方が与謝野総理と大連立の実現を狙っていることを考えると、来年のどこかで総選挙よりも与謝野総理が実現というのもあり得るかもしれません。究極の財務省主導政権の誕生です。そうなったら、日本はこの難局を乗り切れるのでしょうか。
http://diamond.jp/series/kishi/10020/?page=3

DIAMOND online(ダイヤモンド・オンライン)


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