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名将名言録(平成23年版)3月3日~3月4日

2011-03-05 14:01:44 | KOTOBA+HANASHI
我は弓なり、乱世の用なり、
今(いま)治世なれば
川中島の土蔵に入らるるなり


福島正則(まさのり)[1561-1624] 『名将言行録』
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元和(げんな)元年(1619)、豊臣恩顧大名・正則(まさのり)は安芸(あき)広島49万余石を収公され、信濃(しなの)川中島4万余石へ移された。この減転という処罰に、ある家臣が、これまでの徳川家に対する武功を考えれば、この措置は如何(いかん)と嘆いたという。対して、正則はおのれを弓に喩(たと)え、このように述べた。弓は、適がいる時は重宝であるが、平時には袋に入れて土蔵にしまわれる。我も、平和な世になったため川中島の土蔵にしまわれる、述懐したのある。

魂を揺さぶる偉人の一言「名将名言録(平成23年版)」
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名将名言録(平成23年版)2月28日~3月2日

2011-03-05 00:36:31 | KOTOBA+HANASHI
勝ちといふは味方に勝つ事なり

成富兵庫(なりとみひょうご)[1560-1634] 『葉隠』
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山本常朝(じょうちょう)が『葉隠』の中で、同じ佐賀の武将・成富兵庫(なりとみひょうご)の逸話から引用したもの。掲出の言葉は「味方に勝つといふは我に勝つ事なり。我に勝つといふは気を以(もっ)て体(たい)に勝つ事なり」と続く。体(身体的技術)より気、しかも自分の気を制することがなければ敵に勝つことなどできぬと説く。ほぼ同時期に生きた柳生宗矩(むねのり)の「我れ人に勝つ道を知らず、我れに勝つ道を知れり」に通じる境地である。成富は治水家としても数々の実績を評価されている。

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