ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

『男はつらいよ 50 お帰り 寅さん』

2020-01-13 18:06:23 | 映画[あ]
『男はつらいよ 50 お帰り 寅さん』

監督:山田洋次
出演:渥美 清/倍賞千恵子/吉岡秀隆/後藤久美子/前田 吟/池脇千鶴/夏木マリ/浅丘ルリ子


 見る気はなかった。なのに横尾忠則先生が騒ぎ出したもんで、なんかね、見たくなっちゃった。炎上商法に引っかかった気分である。

 寅さんシリーズの大ファンというわけでもない。寅さんを映画館で見たことは無い。どこで見たのか? テレビのロードショー、あるいは、観光バスの前に付いていたテレビで見た。50年でこれが50作目だという。でも私が真面目に最初から最後まで見たものは、たぶん数えるほどしかない。観光バスではほぼ必ずと言っていいほど「男はつらいよ」をやっていた。でも終わる前に目的地に着いちゃったり、途中で寝ちゃったりで、結局ちゃんと見たかどうかもわからない。

 シリーズをあんまり見ていない私でも「俺のメロンがなぜ無いのか、ワケを聞こうか?」ってシーンは見た覚えがある。どんだけ見てなかったかと言うと、吉岡秀隆が出演していたことを知らなかった。「北の国から」や「Dr.コトー診療所」の印象はあるけれど、「男はつらいよ」で吉岡秀隆の印象がほぼゼロ。やっぱりぜんぜん見てなかったのだ。

 誰が出るのか確かめもせずに見に行ったので、ごく普通にゴクミが出て来てうひゃぁってなった。byアレジ

 回想シーンが多用されていて、そのたびにマドンナ役として、有名女優の若い頃の姿が次々続々と現れる。若い吉永小百合とか、若い八千草薫とか、若い大原麗子とか、若いいしだあゆみとか、若い都はるみとか、上げたらキリがない。もちろん若い後藤久美子も出るわ出るわ。あっ、忘れてた。若い渥美清もあちこちに出て来るし。中には既に亡くなっている俳優さんもいるので、誰がご存命中なのかだんだんあやふやになってくる。これが横尾先生が騒いだ事柄なんだろうなぁって思いながら見ていた。

 懐かしいシーンがたくさん出て来る集大成みたいな映画だから、寅さんファンにとっては見逃せない映画だろう。映画館内を見渡すと、端から端まで若い人!じゃない人たちで占められていたし。

 May the fiftieth be with you.

コメント    この記事についてブログを書く
« 「シュルレアリスムと絵画」展 | トップ | 画家が見たこども展 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画[あ]」カテゴリの最新記事