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ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

大正イマジュリィの世界

2025-08-24 19:29:22 | 美術[た]
「大正イマジュリィの世界」@SOMPO美術館
https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2024/taisho-imagerie/

 弥生美術館でやっているような大正ロマ~~ン的な展覧会だよねと思って見に行った。まさにそのとおりだったけど、にゃんと、この展覧会は2010年の渋谷区立松涛美術館から全国を転々と巡回して、ずっと続いていたようだ。今回で17回目、12月から開催の大山崎山荘美術館で18回目になるようで、すごいロングラン公演って感じ、なのに今までぜんぜん気にしてなかった。

 写真撮影可能な作品もいくつかある。藤島武二、橋口五葉、竹久夢二、岸田劉生、高畠華宵、小林かいち、蕗谷虹児、その他の画家の、主に雑誌の表紙など印刷物のために描かれた作品が展示されている。大正時代と言っているが作品的には明治と昭和にちょっとずつはみ出している。たった15年の大正時代がひとつの個性的なイメージを築いているのも何か面白い。
 
高畠華宵・口絵《初夏の風》「少女画報」

 
古賀春江・表紙絵「香蘭」

 
岡本帰一・挿絵/野口雨情・詩《兎のダンス》「コドモノクニ」

 
内階段で役に立っている《兎のダンス》

 
写実的な鳥獣戯画みたいな感じの、うかれうさぎ




 損保ジャパン本社の高層ビルの脇にちょこっと置かれた低層の四角い美術館が、タワー型PCと外付けハードディスクみたいに見えるのは私だけか? 本社ビルの42階にあったSOMPO美術館が、2020年に脇に新築されて移転。外付けになってから今回初めて中に入った。1階でチケットを買うとエレベーターで5階展示室に上る。そこから4階、3階と続く展示室を見て、2階にある見晴らしの良いカフェ、休憩所、ミュージアムショップで心行くまでうだうだしてから1階に戻って家に帰るシステム。3階の最後にゴッホの《ひまわり》が展示してある。




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