https://taroman-movie.asmik-ace.co.jp/
監督:藤井亮
解説:山口一郎
出演:タローマン/地底の太陽/太陽の塔/夢の鳥/ノン/水差し男爵/縄文人/明日の神話/エラン/少女/地球防衛軍(CBG)/岡村渉/森野忠晋/小笠原皆香/川端英司/べーやん/伊達要希/北村直大/ボブ・マーサム
岡本太郎の作品キャラが出現してあれやこれやしょーもない活躍をする映画。タローマンはテレビで何度か見たことがある。短編のしょーもないドラマだった。それが100分以上の映画になると聞いて、見なくてもいいかな、と思ったのに見てしまった。しょーもなかった。でもこの映画は、ちゃんとした映画を作ろうとしてしょーもない映画になっちゃったわけではなく、しょーもない映画を作ろうとしてしょーもなくなったので当初の計画通りであろう。そんなしょーもない映画だとは見る前から薄々感づいていたにもかかわらず、自制心を失って自ら映画館に行って自己責任で見たのだから、私にはしょーもないしょーもないと批判する権利は無い。
応援するとやる気をなくすタローマン、べらぼうにでたらめなタローマン。油断すると出てくる「なんだこれは」の大連発、それはこっちのセリフである。万博を潰そうとする奇獣が出現、ここで言う万博は1970年のおはこんばんちわでお馴染みのEXPO70大阪万博である。藤本壮介の大屋根リングとかいう話ではない。それに対抗する地球防衛軍(CBG・Chikyu Bouei Gun)。奇獣と戦うタローマン。応援するとやる気をなくすタローマン、だから応援しないほうがいい、だから映画を見ない方がいい、見るとタローマンがやる気をなくすから、草葉の陰からこっそり見守っていてあげたほうがいい。でも「明日の神話」とか「太陽の塔」とか岡本太郎の作品が暴れまわるところをどうしても見たいという人はしかたないので奇抜な風体に変装して見に行こう。それならバレないぞ。