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大・タイガー立石展

2021-12-12 22:14:57 | 美術[た]
『大・タイガー立石展』@埼玉県立近代美術館
『大・タイガー立石展』@うらわ美術館

 埼玉県立近代美術館&うらわ美術館で11月16日から1月16日まで開催しているタイガー立石展に行ってきた。この展覧会は今年の4月から、千葉市美術館 → 青森県立美術館 → 高松市美術館を巡回して来ている。今回は埼玉県立近代美術館とうらわ美術館で合同開催、2つの美術館の最寄り駅はJRの北浦和駅と浦和駅だが徒歩で20分くらいの距離。

 タイガー立石の作品は時たまあちこちの展覧会で見ることはあったが、これだけ多数の作品をまとめて見られることは滅多にない。印象深い作品は、まっすぐなハイウエーを走っている車の遠近法が正反対になっているヤツとか、走っている道路の景色がクルマの中に入り込んでくるヤツとか。こんな妙な発想をするアーティストを好きにならないわけがない。他の作品も見たいと思ってずっと気になっていたので行けてよかった。


・タイガーだけに「TORA割」ってんで、どちらかの美術館でチケットを買うともらえるTORA割券を、もうひとつの美術館で見せると、チケットが200円引きになる。これは1回限りなので回収されてしまう


・図録の他にスイカみたいな緑の虎の絵本も買った。初版は1984年となっている


・黒川紀章設計の埼玉県立近代美術館の外観、宇宙から飛来したかのような太い棒が中央の窓に突き刺さっている


・埼玉県立近代美術館に突き刺さった棒の先端
 田中米吉 《ドッキング(表面)No.86-1985》


・うらわ美術館の外観、商業ビルの3階が美術館。12月12日12時30分頃入場して数秒で大きな地震が発生、ちょっとビビったがこのビルならかなり安全な気がする。震源は茨城県南部だった


・撮影可能な作品がいくつかある。《昭和素敵大敵》、《大正伍萬浪漫》、《明治星雲高雲》はそれぞれ幅7m、3.5m、7mという巨大な油彩作品、どっかで見たことのあるその時代の物や人物がまるでコラージュみたいにちりばめられていて楽しい


・遠近法が正反対に描かれた《Mirano Torino Superway》


・陶彫作品もいくつか展示されている、これはデ・キリコ、輪っぱを転がす女の子など、アーティストのイメージが四方八方てんこ盛り、ほかにもピカソやらセザンヌやら岡本太郎やらいろいろある


・黒川紀章設計の中銀カプセルタワーのカプセル


・サトル・タカダ 《子午線-1993》


・重村三雄 《階段》


・重村三雄 《階段》


・埼玉県北浦和公園の紅葉


・埼玉県北浦和公園の紅葉


・埼玉県北浦和公園の紅葉


・埼玉県北浦和公園の紅葉


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