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劉慈欣「流浪地球」

2024-07-13 20:55:02 | 
劉慈欣「流浪地球」角川文庫

 「三体」の作者・劉慈欣の短編集。この人の小説は大風呂敷を広げたがるから壮大な物語になる。「三体」を読んでしまうと、それ以上広がりようがないことになるが、それでもじゅうぶんに壮大で、ちょっとページをめくれば何万年とかシレっと過ぎていたりする。この中でいちばん好きな作品は「中国太陽」かな。夢があっていい。

 「流浪地球」:太陽の影響で地球が爆発する未来、それに備えて太陽系脱出を企てる地球人。

 「ミクロ紀元」:帰ってみれば怖いカニ、十億分の一に縮んだ人類に出迎えられて。

 「呑食者」:地球を食い尽くす巨大宇宙船がやってくることが判明して慌てふためく地球人。

 「呪い5.0」:ネットに潜む呪いのウイルスとやらが虎視眈々とチャンスを伺う。

 「中国太陽」:人口の太陽を清掃する主人公の波乱万丈のぶっ飛んだ物語。

 「山」:突然海が盛り上がって山になったので登りたくなった男がそこでみたものは。

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