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奈良美智 展

2012-07-23 00:09:34 | 美術[な]
アートテラーとに~さん主催の「とことん奈良美智アートツアー」に参加した。今回は横浜美術館と上大岡を巡るツアー。連日の猛暑が夢だったかのような涼しい梅雨戻り。小雨もぱらついたが、傘を差したのは3分くらい。





「奈良美智 君や僕にちょっと似ている」@横浜美術館

 横浜美術館では奈良美智展をやっている。2001年以来2度目の個展となる今回は、2011年3月以降に制作した、ほとんど新作による個展。といわれても、あの「ぶちゃむくれ少女」が出てくるとどれが新作なのか、マニアでなければわからない。

 横浜美術館が奈良さんに個展のオファーをしたのは2006年だそうで、ずいぶん準備期間はあったのだが、昨年の3.11で栃木にあるアトリエも影響を受けてしばらく制作ができない状態だったという。その後、心境の変化を経て制作した作品が並んでいる。

 やたらボッテリしたブロンズ像、白銅像などもある。学芸員さんの言うことには、厚みは3~5mm程度の薄いものなのに480kgもあるらしい。金属って重いんだねぇ。

 《頭痛》 という絵があって、ぶちゃむくれ少女の頭が破裂しそうに支離滅裂になっている。残念ながら 《頭痛》 の絵ハガキは置いてなかった。

 常設コレクション展の中にも奈良作品が混ざっているのでこちらも忘れずに。

 この展覧会は青森と熊本にも巡回予定だそうだ。




「ゆめおおおかアートプロジェクト」



 京急上大岡の駅周辺に点在する街角アート19点、ゆめおおおかのことは知っていたが、用事が無かったのと、通りすがりの街ではなかったことで、横浜市に住んでいる時でもなんとなく足が向かなかった上大岡、だからアートプロジェクトを見るのは今回が初めて。

 ビルの中やら外やらにある作品を巡って歩くのだが、平日でないと見られない銀行の中にもあるらしい。屋上の高い所にある大きな作品は、今は近所に建つマンションの部屋からしか見られないんだとか。さらになぜか関係者以外入れない場所にもあるらしい。それで盛り上がらないのか? 

 そんな中に奈良美智の昔の作品も含まれている。たぶんウレタン製の遊ぶ子供の立体作品がいくつか。でもなんか誰にも見られずに放置されているかのような状態がちょっと淋しい。

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