『河童のかわぐちくん』の話が一段落したところで、僕はトイレに行き、
席に戻ると、友達は僕に訊いた。
「河童と天狗だったら、どっちに会いたい?」
突然の質問に「どうして天狗なんだ?」と訊くと、
「妖怪って、天狗以外に思い浮かばない」と友達は言い、
「他に妖怪って、どんなのがいるの?」と僕に訊いた。
ちょっと考えて、思い浮かんだのが『いったんもめん』だった。
友達はなるほどねといった表情を浮かべ「私は天狗」と答えた。
「天狗はおっかない顔をしてるよ」
「だってあれはお面でしょ」
「確かに、あれはお面っぽいね」と僕は言った後で、
河童のアピールポイントが他に浮かばず、
次に思い浮かんだのは、別の妖怪の顔だった。
「座敷わらしも妖怪だね」
「座敷わらしが出るって旅館あるんだよね。私のユーチューブが勝手に動いたのも座敷わらしの、しわざかなあ?」
「いや、それは座敷わらしじゃなくて幽霊だね。つーか、その話は良いよ」
僕は友達と夕飯を食べた帰り道、
再び、かわぐちくんのことを思い出した。
かわぐちくんと電話で話したのは、いつだったっけと考えたが、
すぐに思い出せそうになかった。
かわぐちくんは高校を卒業した後、大学に進学し、今は、たぶん、どこかで働いている。
携帯電話を手に取り、
かわぐちくんに久々に電話をしてみることにした。
※この物語はフィクションです。
最終回にしようと思ったけど、ちょっと長くなりそうなので、次回こそ最終回。
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「天狗はおっかない顔をしてるよ」
「だってあれはお面でしょ」
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河童のアピールポイントが他に浮かばず、
次に思い浮かんだのは、別の妖怪の顔だった。
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「座敷わらしが出るって旅館あるんだよね。私のユーチューブが勝手に動いたのも座敷わらしの、しわざかなあ?」
「いや、それは座敷わらしじゃなくて幽霊だね。つーか、その話は良いよ」
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再び、かわぐちくんのことを思い出した。
かわぐちくんと電話で話したのは、いつだったっけと考えたが、
すぐに思い出せそうになかった。
かわぐちくんは高校を卒業した後、大学に進学し、今は、たぶん、どこかで働いている。
携帯電話を手に取り、
かわぐちくんに久々に電話をしてみることにした。
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