どんまい

いろいろあるけれど、それでいい。

『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎:新潮社

2007年12月08日 | book
広瀬川、中央公園、大学病院前・・・。
俺が大学生活、過ごした街。仙台。

仙台の街が舞台となる小説を書く伊坂幸太郎。
この小説を手に取った友達は、
俺と同じように、その街のことを思い出しているだろうか。

その本の帯びには、「精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界・・・」と書かれている。本当にそう。
何か、文章なのに、数式を読んでいるかのような、計算された一冊の本。

『ゴールデンスランバー』は、ジョン・F・ケネディー暗殺と重ね合わせた物語。
首相暗殺の濡れ衣を着せられ、逃げ切ることはできるのか。

「なくもないだろうな」とその本の世界にどっぷりはまる。
「こえ~な、逃げ切れるわけがねぇよ」と、次の展開が気になり、読み続ける。
気づいたら、早朝4時。

テレビゲームに、どっぷりはまり、気づいたら、早朝。
そんな大学生活を思い出し、気になりはしたが、その本を一旦、閉じ、布団に入る。