どんまい

いろいろあるけれど、それでいい。

人生どうにかなるんじゃないか

2006年01月25日 | little story
この文章を一人のトモダチに捧げます。


北海道の少年達よ。
雪の中でも自転車に乗っていますか?
俺の少年の時は年中無休でした。
どんなに道路が凍っていようが自転車。

ちなみに、みなさんは自転車で3人乗りしたことがありますか?
俺はあります。
一人は、椅子のところに座り、
もう一人は、荷台のところに座り、
こぐ俺は、立ちこぎです。

操縦できるわけもなく、
気合いでどうにかなるようなものでもなく、
花壇に激突しました。
ほんの1メートルこいだだけで、花壇に激突。

そして、自転車はパンク。
180センチを超える2人が乗っていて重かったせいか、
花壇に激突したかは、定かではないけれどもパンク。



その180センチの筋肉質な一人のトモダチに捧げる今日の日記。

そのトモダチは、大学に入って、そのゴツさを増す。
そりゃあ半端じゃない。
ひさしぶりに会うたびに、その筋肉の量は目に見えて増していく。
肩にパットを入れているんじゃないかってくらい半端じゃない。
まさしくプロレスラー。

しかもだ。
足が速いときてる。

想像して欲しい。
追いかけられているところを。
半端じゃなく怖いと思う。
別に追いかけられた訳じゃないけど、想像するだけでも怖い。
その恵まれた体をアメフトという競技にいかんなく発揮した。


いや、体のことを誉めて終わりそうだけれども、そんな話をメインに書きたい訳じゃない。

そのトモダチと話していると、「人生どうにかなるんじゃないか」って気持ちになってくる。
こんな就職難の時期にもかかわらず、就職も簡単にできてしまうのではないかという気分になってくる。

不思議だ。

この前もだ。
電話した時の話。

「仕事、変えたわ」

「子ども生まれたわ」

いともあっさりと言ってのける。
俺にとっては、一大イベントのような出来事もあっさりと言ってのける。
そりゃあ、爽快に。

たぶん。
本人は悩んでいる時期もあるだろうし、苦しい時期もあったはずだ。
なんとなく、話をしていると、言葉の節々に、その経験してきたことが伝わってくる。
しかし、話をするときは、本当に前向きな発言ばかりが目立つ。
後ろ向きな言葉を思い出すほうが難しいくらいに。
その前向きな考え方が、ラッキーを引き寄せているんだろうな。


俺は、そこまで徹底的に前向きには生きられないけれども、
苦しかったこと、悲しかったことを乗り越えた後に、
そういえば、あの時は苦しかった、悲しかったなあって、
笑って話せるような男になっていきたい。