どんまい

いろいろあるけれど、それでいい。

『だから山谷はやめられねぇ』塚田努:幻冬舎

2006年01月09日 | book
この本はノンフィクション。
俺は結構、ノンフィクションが好き。
本当にあった話だと思うと、すごい想像力をかきたてられる。
実際にやったんだと思うと、すごいと素直に思う。

この本は、大学を卒業し、なりたい仕事もなくて、とりあえず大学院に行き、
大学院進学とともに、ドヤ街で日雇い労働者とともに生活した記録が書かれている。

ドヤっていうのは、日数で契約する数千円で宿泊ができる宿のコトで、そのようなドヤが密集する地域をドヤ街というらしい。
東京の山谷、大阪の釜ヶ崎、横浜の寿町が三大ドヤ街。
仕事はもっぱら未熟練工でもできる土木関係の仕事。

そのドヤ街に、何か得るモノがあると思った作者は、
実際に中に入って、生活し、いろいろなコトを思う。
そんな話。