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どんまい

いろいろあるけれど、それでいい。

繋がる物語、繋げたい物語

2008年10月24日 | pandachan
【楽雲庵塾ニュース】

現在、楽雲庵塾ポストカード取扱店舗18店舗。
”札幌攻め”に失敗し、20店舗を目前に足踏み。

※楽雲庵塾ポストカード取扱店舗
http://www15.ocn.ne.jp/~rakuunan/rakuunanzyukupostcard.html



風穴を自分の拳で開けたい。
そう思って始めたポストカード営業。

楽雲庵塾名物100本ノックを経て、
さらに、その先に繋げたい物語がある。

その物語のタイトルは決まっていないが、
テーマは決まっている。

”故郷”。

故郷をテーマとしたものづくり。
そのものづくりは、二人で行う。

”パンダちゃん”というコンビ名をつけて、
子どもの頃、よく遊んでいた友達と行う。

夏に思い立ち、妄想は膨らみ、
膨らんだ妄想は、衝動に変わり、

やりてぇ、どうせやるなら、おもいっきり、ぶちかましてぇと、

抑えきれなくなった衝動を、行動に変えるべく、
日々、邁進している。

そんなわけで、今、ポストカードの営業と並行して、
故郷へ贈るものづくりのため、よく出かける。

撮った写真は、メールで、その友達に送っている。

俺達は、距離を時間でいうと、
車で3時間半離れた町と町に住んでいて、
なかなか会えない。
だから、今のところは、こんな具合で進んでいる。


この前も、俺は、作品づくりのインスピレーションを求め、
ある場所へと出かけた。

その場所は、小学生の時に、
修学旅行か何かで行ったことがある場所で、

その場所の思い出といったら、
あまりにも、集中して、見学していたもんだから、
気づいたら、みんなとはぐれ、
迷子になったという記憶。

迷子になったという記憶ばかりが残り、
何をそんなに集中していたのかは、
全くと言って良いほど覚えていない。

マンモスがいたかなぁってことくらいしか、
覚えていないけれど、
その施設名から言っても、
今の俺には、くすぐられるものがあった。


その場所の名は、”北海道開拓記念館”。


その場所に行ったのは、
あまりにも久々の二度目。
小学生の頃、迷子になった時以来。

作品づくりをするにあたって、
どうせなら、北海道のことをもっと知りたい、
その方が、おもろいだろうなってことになり、

図書館で本を読んだり、
こうして、歴史を学べる場所へと足を運ぶ。


予想通り、おもろいんだわ。
おもろくて、見学料以上に、
めっちゃ集中して見学した。


特に、
アイヌ文化のこと、
北海道が、蝦夷と呼ばれていた時のこと、
開拓のこと。

昔から今に繋がる物語を、
トンネルの中で、
タイムスリップしながら、
見ている感覚に陥った。


小学生の時のように、集中した。
小学生の時とは違って、時間に制約はない。
迷子になる心配もない。

2時間くらい、その施設の中にいた。
見終わった後、集中しすぎて、ぐったりした。

脳内タイムスリップは、体力を消耗する。






*****


ARTs*LABo P-web05
時:2008年10月1日~10月31日 ただいま開催中!
会場:ARTs*LABo P-web05特設サイト
http://poscaten.nomaki.jp/web/top.htm


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blue

2008年09月21日 | pandachan
北海道を代表する木は、どうも「エゾマツ」らしいんだけど、
俺の中では、北海道って言えば「シラカバ」ってことになっている。

樹皮が白く、白樺は、雪を連想させる。

数日前、地元の友達、十数人に、
「好きな景色ってある?」って、
アンケートを実施した。

その中の一人にも、「白樺の並木道かな」って奴がいて、
俺は、その友達が言っているであろう景色を探しにでかけた。


たぶん、この辺りだよなって、
道路沿いにたっている観光案内の地図の看板を眺めている俺に、
登山家のような格好のおじさんが、声をかけてきた。

「どこに行くんですか?」

「いや、この白樺街道を観ようと思って来ました」

「そうですか。この近くに、青い池があるんですが、行きましたか?」

「いや、行ってないです」

「すぐ近くだから、寄っていった方が良い。右側に建物が見えたら、右に入って、左にまっすぐ行くと、青い池があります」

「何て、名前の池ですか?」

「名前はわかりません。通称、ブルーリバーって呼ばれている川から流れ着いているから、青いらしいんですよ。ぜひ、行ってみると良い」


「ブルーリバー・・・、かっこいい」
まぁ、すぐ近くなら行ってみようかなって、軽い気持ちで、その場所を目指した。
車が一台しか通れない、両サイドには、草が生い茂っている、砂利道を走り、
途中、なぜかタクシーと出会い、バックで、相当な距離を戻り、
戻っては、砂利道を進み、川に出た。

観光名所にもなっていない場所だが、
俺よりも先に、先客がいた。
親くらいの年齢の夫婦。

一見、見慣れている普通の川があって、その左側に池らしきものがあった。

「なんじゃ、こりゃ」俺は心の中で呟いた。
カメラのシャッターを連続で押す。

ワクワクした顔をしてたんだろうね、
おばさんが、俺に声をかけてきた。

「あっち側から観ると、さらに、青いですよ」

その日は、いつもより、人に声をかけられて、
何か、写真を撮るよう、この池から導かれたような感覚に陥った。


再び、両サイド、草に覆われている砂利道を戻り、
少しばかり、車を止められそうな場所に車を止め、
再び、池を眺め、シャッターを押す。
足元は、雪駄だから、急斜面で滑りそうになりながら、シャッターを押す。


「お~い」


どこからともなく、おじさんの声が聞こえた。
やばい、車が邪魔なんだなって、俺は、「はーい」とでっかい声で返事をした。

白いタオルを頭に、だらんと垂らしているおじさんが現れて、
「いや、いや、つれを呼んだんだよ」って微笑んだ。

「何年ぶりだろう。ここから眺める十勝岳が一番、綺麗だ」

何年前に噴火したかも知らないけれど、十勝岳からは、未だ煙が出ている。


みんな、しらんだろな、この池。
くっくっくって、にやけながら、
故郷に贈る作品作りの写真を撮った一日。



*****


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ヌンチャク

2008年09月07日 | pandachan
【前回までのあらすじ】

一石を投じたい
俺は巻き込んでいる


*****


友達の結婚祝いと、これからの作戦会議を兼ね、
ゆっくり話せるレストランに、友達と二人で入った。

ハンバーグとロングのアイスコーヒーの注文をすませ、
すぐにでも話したい衝動に駆られている俺は、口火を切った。

「この前、話したのは、ポストカードを作って、(故郷で)個展をやるとこまでだよな。(後で考えれば、個展じゃなく二人展になるのか)あれから、考えるとワクワクして、妄想にも似たアイディアは、さらに膨らんだ」

俺は、今、やってるポストカード営業から続く物語であり、
今、考えつく作戦を話した。

「まじ?」
「ただ、そこまでやるには、俺に覚悟がいる。ポストカードを作って、個展をやるところまでは、確実にできると思うんだけど、ただ、徹底的にやりたい気持ちが、膨らんできてさ」

それから二人の話は加速した。
友達は、こんなのはどうだ、あんなのはおもしろいんじゃねぇとアイディアを話し、俺のワクワク感は、その度に、どんどん上昇した。

「利益は、全部、花火で打ち上げちゃう。それくらいの話題性が欲しい」

いやいや、ちょっと待てよって、友達の話を聞いて笑った。
「まぁ、それくらいのユーモアは必要だな。そもそも利益が出そうもないけどな」


飯の味も大した味わくこともなく、ただ胃袋の中に入れ、夢中になって話をした。
ただ、アイスコーヒーが出てきた時は、一瞬、止まった。

俺の中のロングという言葉の概念では、あまりにもロングすぎ、
これはギャグかってくらいロングで、
どっきりをくらった時は、こんな表情になるんだろうなって顔に、俺はなっていた。
俺がどっきりをくらっているわけだから、友達の表情がどうだったかなんて、
見る余裕はない。
そんなベリーロングのアイスコーヒーも、大した味わうこともなく、夢中になって話しをした。

「そんで、時期は、どうする?」
「徹底的にやるんであれば4月を考えてる」
友達は、うなずく。

「4月までやるには、いつまで、写真と言葉ができれば良い?」
「10種類であれば、1月下旬か2月にもらえれば大丈夫だな。でも、多くの人に観てもらうには、7月が良いんじゃねぇ?ファーストインパクトは大事だ。それのほうが、店側も喜ぶし」
「確かに、そうだな」


俺達がヌンチャクを振り回していた少年時代と、
同じく、いや、あの頃の俺達より負けず、劣らず、
今の俺は、ワクワクしている。



*****


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